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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

自然と人をつなぎ
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杉の精油成分を残す低温乾燥機「愛工房」

 
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優しい肌触りで温もりが伝わる杉の机と椅子
鈴木 また、農場で収穫された野菜だけでなく、埼玉の加須市内にある松村牧場で丁寧に育てられた香り豚、同じく市内の遠藤農園で平飼いされた鶏の卵なども使用しています。その他、店内では東日本大震災で被災し、埼玉県に移住してこられた方々が真心こめて栽培された野菜の販売も行っているんですよ。
 
三浦 どの食材も身体によさそうですね。僕が長年Jリーグでプレイして感じたのは、成長期に質のよい食材を口にして育った選手は、大人になってケガをしにくいということでした。逆に、食材に無頓着なまま育った人は、選手になってからどれほど食生活に気をつかっても、故障が多いように思います。
 
鈴木 それは研究テーマになりそうな、興味深い話ですね。では、住まいと選手の関わりについては何かお気付きになったことはありましたか?
 
三浦 住まいについては門外漢ですが、あるJリーグクラブの専属ドクターが、連敗中にアロマテラピーを取り入れたことがあったんです。すると、チームの連敗がぴたっと止まり、その後は十数連勝しました。選手に聞くと、リラックス効果で眠りが深くなり、疲れが取れやすくなったとのこと。もしかしたら、この店のように、常に杉の香りで満たされた家で過ごせば、さらにそうした効果が高まるかもしれませんね。でも、どうして住まいのことを尋ねられるんです?
 
鈴木 実は、弊社がメインとしている事業は、先ほど申し上げた低温乾燥杉材の生産と販売なんです。
 
三浦 そうなんですか! そうそう、実は気になっていて、その低温乾燥杉材というのはどのようなものなのでしょう。
 
鈴木 伐採した杉から建築材料としての杉材をつくるには、乾燥の工程が不可欠です。通常の杉材は、60~100℃の高温で乾燥させるため、杉の中に含まれている精油をも蒸発させてしまいます。弊社では「愛工房」という特別な乾燥機を用い、45℃の低温乾燥を行っており、これにより、杉の精油成分や酵素を残すことができるんです。
 
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三浦 そういえば先ほど、この店の内装も、低温乾燥杉材でつくられているとおっしゃっていましたね。
 
鈴木 はい。ですから、三浦さんが先ほどから、落ち着く、居心地がよいと言ってくださるたびに、低温乾燥杉材の魅力に触れていただけているようで、嬉しくなりました。
 
三浦 他の杉材より香りが深く、かつ居心地がよいように感じていました。これは僕の気のせいではなかったのですね。
 
鈴木 このカフェをつくったそもそもの目的は、低温乾燥杉材や、それを使った住宅を多くの方に知っていただくことなんです。
 
 
 
 

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