豊かな経験を武器に
スポーツ施設をつくる
ざっくばらんな会話で職人を確保

竹村 スポーツ施設の現場は、1~3ヶ月ほどかけて施工することになります。その間は職人さんたちと、ずっと一緒にいることになるんです。それだけ長く接しているとお互いの人柄もよくわかり、1日の仕事が終わったら「ご飯を食べに行こう」、工事が無事に終了したら「打ち上げをしよう」と誘い合うようになるんですよ。様々な現場で、いろいろな職人さんたちとコミュニケーションを取りながら仕事をする。現場の醍醐味はこれに尽きますね。
矢部 ご縁を大切にする竹村社長らしいお言葉です。しかし、現場で叩き上げてきた竹村社長だからこそ、独立して仕事を取る立場になったときは、困難にも直面したのではありませんか。
竹村 それはありますね。初めのうちは、どうやって仕事を受注すればいいかわからずに、苦労したことも多かったです。結局は元請けさんの会社へ小まめに営業するしかないとわかり、足を使った営業を続けてきました。
矢部 そんなとき、元請けさんの反応はいかがでしたか。
竹村 皆さん優しくて、ほとんどの企業がしっかり話を聞いてくれました。人情が心に染みることばかりでしたね。
矢部 人との関わりを大切にされている竹村社長だからこそ、そういった環境に恵まれたのでしょう。現場の職人さんはどのように集められたのですか?