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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

トリミングから育毛まで 
極小の泡で毛穴を清潔に

 

世界各国で特許を取得

 
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洗浄中はきめ細かい泡が気持ちいいそう
 マイクロバブルは多方面で反響があることがうかがえます。今後は、どんな場所に広めていきたいとお考えですか。
 
藤川 介護の現場ですね。というのも介護施設の課題の1つに、お年寄りに気持ちよくお風呂に入ってもらうことがあります。透明のただのお湯を張ったお風呂では、裸を周囲の人に見られてしまい、人間としての尊厳を損なうことにつながってしまう。でも、マイクロバブルを使うとお湯が牛乳のように真っ白になるため、人に裸を見られず入浴できるようになるんです。
 
 さらに体をこする必要がないからお年寄りの体に優しいし、常に清潔さを保てますね。藤川社長が開発されたマイクロバブルは、動物も人も幸せにできるんだな。
 
藤川 私は常日頃から、どんなに優れた技術も世の中の役に立たなければ意味がない、と思っていまして。そもそも、一部の人がお金儲けをするために生み出された技術が普及することはありません。開発するなら、人の幸せのために幅広く応用できる技術でないとだめだと考えています。
 
 信念があってこそ、普及すると。開発者の鏡ですね。ところで、マイクロバブルで特許を取得していらっしゃるとか。
 
藤川 はい。現在はアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、そしてEUで特許を取得しています。弊社はたった4人の企業なので、現地の誰もが「こんなに小さな会社が、なぜ、優れた技術を持っているんだ」と驚くんですよ(笑)。
 
 すでに世界での展開を見据えた活動を始めておられるんですね。日本は新しい技術を導入することに対して、どこか及び腰になるところがあります。マイクロバブルが海外で大成功して、逆輸入の形で日本に入ってくれば、さらに活用の場が広がるような気がしますね。
 
藤川 実は今、アメリカの取引先から「早く足湯用のマイクロバブルを開発してほしい」とせっつかれているんですよ。というのも、アメリカのほとんどの空港にはエコノミー症候群を防ぐため、足湯が設置されているからなんです。ただのお湯に足をつけるより、マイクロバブルの足湯のほうが、毛穴の汚れが取れて血流も良くなりますからね。
 
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マイクロバブル導入の美容室「ビギン・ボーテ」の布施匠さん(右)
 そのうえ機内でリラックスできて、疲労回復にもつながりそう! 思ったのですが、マイクロバブルはスポーツ選手にもぴったりなのではないでしょうか。アスリートは極限状態まで体を酷使して練習や試合に挑むので、ケアや怪我のリハビリにマイクロバブルを活用すれば、さらに良いパフォーマンスを発揮できると思います。
 
藤川 確かにそうかもしれませんね! 今後もいろんな用途で多くの人や動物たちのために、力を尽くしていきたいと思っています。私はたとえ少人数でも、新しい技術を開発すれば、ゆっくりとでも社会を変えることができると信じているんです。今はそのための挑戦を続けているので、人生がとても楽しいし、この調子で世界にマイクロバブルを広めていきます!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
誰もまだ広めていない新しい技術を使って、人の喜びを実現すること。これに尽きますね。多くの人が信じている“常識”を変えることで人に喜びを感じてもらえるなんて、楽しいに決まってます!
(藤川進)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 有限会社ターレス
■ 本社 〒161-0033 東京都新宿区下落合1-2-16 大堀ビル7F
■ 事業内容 ぺット関連用品の製造・販売
■ 設立 平成12年2月
■ 従業員数 4名
■ ホームページ http://www.thales-pet.com
 
 
 
 

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