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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 京都府出身。小学生時代から野球に打ち込む。プロを目指して野球強豪校に進学するも、挫折。あらためて将来を考えた際、怪我のリハビリで出会った理学療法士に興味を持った。資格を取得後、病院に勤務する中で認知症患者のリハビリを担当したことや自身の祖母が認知症を患ったことから、認知症を勉強する。学んだことを活かし、認知症の改善と予防に特化した施設・認知症専門塾LAPREを開業した。【ホームページ
 
 
 
認知症の予防や症状の改善は、地道なトレーニングで実現できるという。そのための施設が大阪と京都にある認知症専門塾LAPRE(ラプレ)だ。理学療法士・認知症ケア指導管理士の資格を持つ岡本一馬代表は、病院勤務の経験や、自らの祖母が認知症になった体験から勉強を重ね、全国でも珍しい認知症専門施設を構想したという。40代から予防すれば、認知症にならず人生をまっとうできるという岡本代表の話に、インタビュアーの畑山隆則氏も身を乗り出した。
 
 
 

認知症の予防や改善に取り組む専門施設

 
 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 大阪府吹田市と京都の伏見に教室を開いていらっしゃる、認知症専門塾LAPREさん。文字どおり認知症の予防や患者さんの症状改善を目的にした、全国でも珍しい施設とお聞きしました。この事業を始めた岡本代表は、2016年現在まだ27歳の若さだそうですね。ぜひ、起業までの歩みをお聞かせください。
 
岡本 私は小学生の頃から野球に熱中し、京都府内の強豪高校に進学しました。将来はプロ野球の選手に──という気持ちもあったのですが、入学してみると周囲のレベルの高さに挫折しまして。社会に出て自分で事業を興すために、何かいい資格はないかと考えました。そこで思い出したのが、野球でケガをしたとき、リハビリでお世話になった理学療法士さんの存在だったんです。学校に通って資格を取り、急性期病院に勤務しながら、その後、認知症の勉強を始めました。
 
畑山 怪我や病気のリハビリをサポートする理学療法士さんが、なぜ認知症に興味を持つように?
 
岡本 勤務時代、多くの認知症患者さんを担当する中で、症状によってはうまくリハビリが行えないことが多くあったんです。さらに、私の祖母が認知症になり、そのお世話で苦労している父からの「何か改善する方法はないのか」という言葉が大きなきっかけとなりました。勉強してわかったのは、認知症は重篤な状態になると治すのは困難ですが、早期にトレーニングに励めば予防できるし改善の見込みもあるということです。そのための専門施設をつくりたいと、2014年に独立を果たしました。
 
畑山 認知症は予防することができるし、もし、なってしまったとしても症状を和らげることができる。そのことを僕は初めて知りました! 恐らく多くの方が、そうした情報を耳にしたことがないと思いますよ。どのような訓練をすれば認知症を防ぐことができるのか、ぜひ教えてください。