千葉県木更津市の警備会社・株式会社マルコン警備保障。交通誘導からイベントの警備まで幅広く手がける同社は、漁師から転身した近藤洋子氏が創業。2016年の12月に娘の川村優子氏が新代表に就任したばかりだという。女性でありながら警備業に進出した近藤氏は、男性社会の業界で幾多の苦労を乗り越え社業を発展させてきた。「地域のため、人のため」という思いを込めた母娘2代の物語に耳を傾けてみよう。
アクアラインマラソンの警備を担当

インタビュアー 城彰二(サッカー元日本代表)
川村 弊社は地元・木更津を中心に施設警備、交通誘導、さらにホームセキュリティーなどの警備業務全般を手がけています。ホームセキュリティーについては、大手警備会社さんと業務提携を結んでいるんですよ。
城 実は僕、マルコン警備保障さんのことは以前から知っていたんですよ。なぜかというと、いろいろなスポーツイベントの警備でお名前を拝見しているからです。確か「ちばアクアラインマラソン」の警備も担当されていますよね。
川村 はい、今年で3回目の警備をさせていただきました。私自身も現場に出ておりまして。懸命に走り続けるランナーを見ながらの警備は感動的でしたね!
城 川村社長自ら警備に汗を流したんですか?
川村 千葉を代表する大きなプロジェクトですし、地元を活性化するためのイベントには直接携わりたいですからね。現場に立ってとてもいい勉強になりました。