B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 東京都出身。福祉系の大学を卒業後、東京都の民生局に入局。都が各区に様々な事業を移管していく流れの中で、自ら希望し2003年からは地元である練馬区の公務員となる。介護保険の導入に伴い、高齢者施設の運営に関わる福祉施策に携わり、その業務が一段落したところで退職を決意。親類が経営していた(株)コミュニティセンターの経営を再建するべく、代表取締役に就いた。【ホームページ
 
 
 
労働力不足が叫ばれる昨今、政府では働き手を増やそうとする動きが盛んになっている。しかし、国や自治体主導では施策決定のスピードが遅く、さほど労働力増にはなっていないのが現状だ。そこで意思決定の速い民間企業において、高齢者の労働力活用を促そうと考えたのが株式会社コミュニティセンターの菅利惠代表取締役だ。同社では意欲も能力も高いシニア世代の力を活かし、マンション管理に付随するサービスを提供している。
 
 
 

シニア世代のマンパワーを活かしたい

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 城彰二(サッカー元日本代表)
 菅社長は以前、東京都や練馬区の職員でいらしたとうかがいました。どのような経緯で、コミュニティセンターで現職に就かれたのでしょうか。
 
 公務員時代から「50歳になったら何か違う仕事をしよう」と考えておりましてね。高齢者福祉施策に携わっていたことから、経験を生かし意思決定スピードの速い民間企業で、高齢者の労働力の活用を促したいと考えたのです。
 
 確かに最近のご高齢者はとてもお元気ですし、雇用環境が整っていないのはもったいないと思っていました。
 
 そうですよね。私の父も60歳で企業を定年退職し、その後しばらくは趣味に旅行にと充実した日々を過ごしていたのですが、次第に時間を持て余すようになりましてね。このままでは社会から取り残されるのではないか、認知症になるのではないか・・・といった不安を抱えるように。そんな父を見て、まさに世の中には、同じようなシニア世代がたくさんいらっしゃると思い、そうした状況をなんとかしたいと、ちょうど存続の是非を検討していた会社を引き継ぐ形で現職に就きました。
 
 シニア世代には、「世の中のために役立ちたい」と考えておられる方が多いように思います。その分、自分が社会に役立っていないのでは、と感じた時の焦燥感はひとしおなのでしょうね。