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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

産業廃棄物の再生を促し 
クリーンな社会の実現を

 

有害物質を含む焼却残渣物の無害化を実現

 
渡辺 東京のゴミが都外に捨てられたり、不法投棄が横行したりで、元号が平成に変わった頃から、法律はかなり厳しくなりました。そこへ追い打ちをかけるようにダイオキシン問題が発生したことで、焼却についても厳しく規制されるようになり、現行のシステムができあがったのです。
 
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相原 リサイクルの観点で言えば、法律は厳しくあるべきですが、締め付けすぎることで弊害も出てくるのではないですか?
 
渡辺 おっしゃる通りで、新たな処理場をつくることが難しくなりました。また、アスベストや有害物質に汚染された土壌など、リサイクルできないものもあります。弊社が現在再生している焼却残渣物もかつてはそうでした。
 
相原 焼却残渣物という言葉は初めて耳にしました。どのようなものなのでしょう。
 
渡辺 ゴミの多くは焼却処分されますが、燃やせば何もなくなるわけではありません。燃え殻やばいじん(すす)等が残り、その中には有害性のある重金属が含まれていることも。
 
相原 そういえば、豊洲市場の土壌が重金属に汚染されていたことが問題となっていましたね。
 
渡辺 はい。通常、基準値を超える重金属に汚染された土壌は、そのままでは使用できません。燃え殻も同様で、かつては埋め立てるしか方法がなかったのですが、埋め立てはいつか限界がきます。そこで弊社では、薬品会社と技術提携し、廃棄物中にある有害重金属を不溶化処理する方法を開発しました。簡単に言えば、特殊な硬化剤を使用して重金属が溶け出さないよう包み込んでコーティングし、それをコンクリートに混ぜることでさらに固めるというものです。
 
相原 コーティングが破れてしまったり、溶けてしまったりすることはないのでしょうか。
 
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渡辺 薬品メーカーが20年近く研究開発に取り組んだ結果、コーティング性能は100年以上保てることが証明されました。こうして無害化された焼却残渣物は、再生路盤材や再生骨材などの土木資材として活用されています。
 
相原 へぇー、リサイクル不可能なものを可能にされた功績は大きいですね!
 
渡辺 ありがとうございます。私は産廃の収集・運搬から中間処理、最終処理まで全ての工程を把握しています。だからこそ焼却残渣物のリサイクルを考えついたわけで、こうしたノウハウを提供することで、さらに社会貢献できないかと設立したのが、エム・ワイ・ハーモニーです。
 
 
 
 

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