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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 大阪府出身。バイク便ライダーだった18歳の時、阪神淡路大震災の被災地に物資を運び、物流業の魅力に目覚める。その後、運送会社で現場のドライバーから配車、運行管理まで幅広い業務を経験した。その中で、今の業界が現場のスタッフにとって厳しい環境であることを痛感。業界変革を目標に、2016年6月にキャリーテック(株)を設立した。【ホームページ
 
 
 
「物流業界を変えたい!」この切実な気持ちに動かされ、キャリーテック株式会社で物流業全般に加え、物流コンサルティングにも取り組んでいる田中康一朗代表取締役。現場のトラックドライバーから健全な運送業務に欠かせない運行管理業務まで、物流に関わるあらゆる仕事を経験してきた田中社長が提供するのは“運ぶ技術”。「それこそがドライバーの不足している今の業界に必要」と力説する田中社長に、物流業界に対する熱い思いを語ってもらった。
 
 
 

被災地支援を機に物流業の魅力に目覚める

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 キャリーテックさんは自社で物流業を手がけるだけでなく、物流業に関するコンサルティングや業務改善支援もされているそうですね。設立は今年、2016年6月と聞いています。
 
田中 はい。設立間もない現在は、輸送トラックの手配を仲介する仕事、いわゆる貨物利用運送を中心に行っています。コンサルティング業務については本格化できるように取り組みを進めているところでして。その他に、荷物の保管や発送を行う倉庫業も手がけています。
 
畑山 物流業に関することなら、総合的に対応してくれるわけですね。そうなると、田中社長はこの業界での経験がかなり豊富なのだと思います。どのようなキャリアを歩まれてきたんですか?
 
田中 18歳で社会人になって、最初に経験したのはバイク便のライダーでした。その仕事では、働き出した矢先に阪神淡路大震災が起きたんですよ。それで、被災地に物資を運ぶ注文が殺到して、神戸まで何度もバイクを往復させました。
 
畑山 道路網が寸断されて大型車両が使えなくなり、一時はバイクが頼みの綱だったんですよね。配送は大変だったでしょう?
 
田中 ええ、通れない道があるのも困りましたし、被災地ではとにかく粉塵がすごかったですね。口を覆っていても吸い込んでしまうので、ぜんそくを患ってしまったほどです。