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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 鶴久政治(ミュージシャン)
鶴久 兵庫県加古川市の和楽器専門店、アコヤ楽器さん。本日は3代目を務める安藤剛さんと、2代目の剋彦さんにお話をうかがいます。アコヤ楽器さんでは、琴や三味線など、和楽器の販売や修理をされているそうですね。昨年、2015年には創業80年を迎えたとお聞きしましたよ。
 
安藤(剋) 加古川は今でこそゴルフ場が有名ですが、昔は料亭やお茶屋さんが軒を連ねる街だったんですよ。ゴルフをたしなむ人よりも小唄をたしなむ人が多く、和楽器の需要も高かった。当店はそんな時代に私の義父が創業しました。
 
鶴久 そういえば、僕の実家にも琴がありましたね! 昔は和楽器がもっと身近な存在で、お祝い事があるとみんなで唄ったものでした。3代目は、物心ついた頃から和楽器に親しんできたのでしょうね。
 
安藤(剛) そうですね。私の場合、最初は音よりも楽器の接着剤に使う餅米など、店に漂う独特の匂いに惹かれました(笑)。
 
鶴久 なるほど(笑)。そういえば、こちらの店舗では楽器の製造も行っているのでしょうか。
 
安藤(剋) ここでは、琴の糸締め・三味線の皮の張り替えなど修理を中心にしています。楽器を制作してくれるのは、全国各地にいる楽器づくりの職人さんたちなんですよ。
 
鶴久 伝統をつないできた職人さんが、いろいろな町で頑張っていらっしゃるんですね! 剛代表が、良い楽器を提供するために大切にしていることがありましたら、ぜひ教えてください。
 
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安藤(剛) 楽器をお求めになるお客様との会話ですね。和楽器は、教室の先生など人に教える立場の方からご注文をいただくことが多い商品でして。どのような音色を求めているかよくお聞きして、それを職人さんにしっかり伝えることが大切なんですよ。
 
鶴久 私も音楽に携わる仕事をしているのでよくわかります。ところで、いよいよ4年後の2020年には東京オリンピックが開催されますよね。世界中に和楽器をアピールする絶好の機会になるのではないでしょうか。アコヤ楽器さんはホームページやフェイスブックで積極的に情報発信をしているとお聞きしました。他の和楽器店では、そうした事例がほとんど見られないような気がします。