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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 岐阜県出身。流通大手傘下の飲食チェーンで、店長・SV・商品マーケティングなどを経験する。その後、店舗設計事業などでの独立を経て、現会社の前身となる(株)シーズを設立。ポイントカードによる顧客管理システムのパッケージ化を業界で初めて実現した。2016年4月には、旧知のシステム開発者を代表取締役に迎え、自らは取締役に就任。業態変更と共に社名も(株)シーエスシステムズに改めた。【ホームページ
 
 
 
今では生活の隅々にまで浸透しているポイントカード。これを店舗の販売戦略に活用できる可能性にいち早く着目し、業界で初めて、カードによる顧客管理システムのパッケージ化を実現したのが株式会社シーエスシステムズだ。現在はさらに、ポイントカードのシステムを使った地域活性化の取り組みにも注力している。創業者の川上高志取締役と、河合紀明代表取締役のお2人に、同社の歩みとそのユニークな事業について、うかがった。
 
 
 

顧客管理の不便さからポイントカードに着目

 
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インタビュアー 鈴木啓太(サッカー元日本代表)
鈴木 シーエスシステムズさんは、商店や飲食店などが発行する、ポイントカードの顧客データ管理システムを提供する会社だそうですね。取締役の川上さんが創業された会社に、新しく代表取締役として河合さんが就任されたとうかがいました。
 
川上 はい。弊社は以前、システムの企画と運営サポートを主に行っており、実際にカードリーダなどのソフトウエアの開発をお願いしていたのが、河合の会社だったんです。自分よりも若い世代の彼に経営の中心を担ってもらおうと声をかけたことで、企画から開発、販売までを1社でトータルに手がけられる体制が整いました。
 
河合 川上とは、もう10年以上の付き合いになります。ポイントカードのカードリーダ・ライタ用の組み込みプログラムの技術を、もっと新しいことに生かすため、川上の提案を喜んで受けました。
 
鈴木 もともと、ポイントカードに注目したきっかけは何だったのでしょうか?
 
川上 独立する前は、大手企業グループのハンバーガーチェーンの会社にいました。当時、店のデータ管理の主役はPOSレジという、レジを通して売り上げ、商品データを集めるものでした。でもこの仕組みでは、レジの通過数や各商品の販売数はわかるものの、個々のお客様がお店をどのように利用しているか、その詳細までは掴めなかったんです。
 
鈴木 それは例えば、レジで10回の来店があったとしても、10人のお客さんが1回ずつ通過したのか、1人のお客さんが10回通過したのかまではわからないということですよね。