B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 神戸市出身。小学生の時に知った、アポロ11号の月面着陸に感動し、幼少期から宇宙やロボットといった科学の世界に興味を持つ。その後、東京大学では宇宙工学を専攻。人工衛星について学ぶ中で、人工知能にも関心を持った。大学院の修士課程修了後は、三菱電機(株)に入社。人工衛星の軌道や姿勢の制御を担当し、約30年のキャリアを積んだ。55歳の時に早期退職し、人工知能の本格的な開発をスタート。2016年1月に(株)オメガ・レゾンを立ち上げた。【ホームページ
 
 
 
子どもの頃、SF映画で観た未来の世界に憧れた人は多いのではないだろうか。その憧れを現実のものとするために、研究や開発に情熱を注ぐ人たちがいる。株式会社オメガ・レゾンの宮崎洋彰代表取締役社長もその1人。手がけるのは、人工知能の開発だ。キーワードは、“人との協働”。単に人間が楽をするためのものではなく、より人が人らしくあるための人工知能を目指している。
 
 
 

人間協働型の人工知能を開発

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 川上麻衣子(女優)
川上 オメガ・レゾンさんは、なんと人工知能の開発を手がけられているそうですね。人工知能と聞くと、SF映画に登場するイメージがあります。実際にはどういったものを人工知能と呼ぶのでしょうか?
 
宮崎 様々なタイプがあり、データベースから自律的に必要な情報を検索するソフト、囲碁や将棋の対戦をする対人型ソフトや自動車の自動運転機能も人工知能の一種なんですよ。
 
川上 自動運転機能も人工知能によるものなんですか! 意外と身近で活用されつつあるんですね。
 
宮崎 その中でも、私が開発しているのは“人間協働型”の人工知能。つまり、人間の思考活動や生活のサポートをするための人工知能を手がけています。
 
川上 具体的に、どんなことができるのですか?
 
宮崎 テキスト入力した情報を自律的に知識体系化し、質問に回答させたり、ロボットに搭載し問題を処理させたり、高齢者の方の話し相手をするロボットに適用したり──組み込み方次第でありとあらゆることに応用できますよ。当社の人工知能は、課題や質問に対して結論を出した時に、なぜその答えに至ったのか、というプロセスを人間がきちんと把握できるようになっています。
 
川上 へぇー、すごい! そもそもなぜ機械が人間のように考えたり、会話したりできるのでしょうか?