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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 宮地真緒(女優)
宮地 工場で使う軍手や機械の油を拭くウエスなどの布製品を回収し、キレイに洗濯して、また工場で再利用してもらう。あさひ工業さんのリサイクル事業は、廃棄物を一切出さない点が特長だそうですね。
 
樋口 ええ。当社のシステムでは軍手やウエスを洗浄・乾燥するための燃料も、また軍手やウエスなんですよ。回収したこれらの製品は、洗濯すれば使えるものと、破れたりして再利用できないものに分けられます。再利用できない製品は、古タイヤなどの廃棄物と共に洗濯・乾燥の燃料として使用。最後に残った灰も、コンクリートやアスファルトの材料になります。
 
宮地 全く無駄のないシステムですね! しかし、古タイヤを燃やすと聞くと、ダイオキシンの問題が気になります。その点はいかがですか?
 
樋口 当社では、燃料を独自の「熱分解ガス燃焼システム」で燃やしています。1100~1300℃という高温で燃焼させるため、ダイオキシンなどの有害物質や煙、臭いが出ることはありません。また、工場で油まみれになった軍手やウエスを洗濯すると、お湯も油だらけになってしまいます。このお湯はそのまま捨てるのではなく、独自開発のろ過システムで、キレイなお湯に戻してから排水しているんですよ。
 
リサイクルシステムで稼働するあさひ工業沼津工場
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宮地 素晴らしい事業です。それにしても、あさひ工業さんとの取り引きが決まる前、工場では古くなった軍手やウエスをどうしていたのでしょう。
 
樋口 産業廃棄物として、お金を払って業者に処分してもらっていたんですよ。当社は納品した分に限りそれを無償で引き取り、使えるものは洗濯して再び納品するという、循環型のリサイクルシステムを生み出したわけです。この事業は、環境負荷軽減に積極的に取り組む企業を対象に環境省が制定した登録制度「エコアクション21」に認証されていますよ。
 
宮地 環境に優しいのはもちろん、工場にとってはコストダウンになるし、いいことずくめじゃないですか! 樋口社長がリサイクルに取り組む原動力は、どこから湧いてくるのでしょう。
 
樋口 やはり日本──というより、地球をもっとキレイにしたいという思いでしょうか。
 
宮地 汚れたものをすぐに捨てるのではなく、きちんと最後まで使い切るリサイクルシステム。今はこうしたシステムが、もっと増えなければならない時期に来ていると感じます。あさひ工業さんの事業も、もっと多くの方に知っていただきたいですね!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
どうすればコストを下げつつ効率を上げられるのかを考えるとワクワクします。仕事は人のため、環境や地球のため、そして自分のためにするものなので、何でも経験することが大事ですね。
(樋口勲)
 

:: 企業情報 ::

あさひ工業株式会社

本社

〒410-0801 静岡県沼津市大手町 1-5-20

沼津工場

〒410-0872 静岡県沼津市小諏訪 912

ホームページ
http://www.asahi-eco.com

 
 
 
 

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