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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 駒田徳広(野球解説者)
駒田 理容室のミーツスマイルさんは一般の方だけでなく、体の不自由なお年寄りや障がいをお持ちの方、車椅子に乗っている方も利用しやすいように、様々な配慮をされているそうですね?
 
佐野 はい、障がいをお持ちの方にも健常者の方にも分け隔てなく、良質のサービスを提供する店を目指しています。店内の全面バリアフリー化はもちろん、車椅子に乗車したままでもカットできる設備を整えているんですよ。
 
駒田 通常歩行が困難な方や車椅子の移乗に不安がある方でも、安心して利用できそうですね。佐野代表のお父上も理容室を経営なさっていたとうかがいました。同じ仕事を選ばれたわけですけれど、体の不自由な方のことを強く意識されたのは何かきっかけがあったんですか?
 
佐野 父が病気で車椅子生活になったことが影響しています。私は実家ではなく、別の企業が運営する店に理容師として勤め、もっぱら自分の技術を磨くことだけを考えていました。しかし、父に介護の必要性が出たために独立開業を考え始めた時に気付いたのが、業界のバリアフリー化の遅れでした。どこの店舗も作業効率優先で、車椅子でいらっしゃる方を受け入れる態勢ができていない。仮に父を理容室に連れていくことを想像したら、課題が次々に浮かんできたんです。
 
駒田 それで、足りないものを補った店舗を実現しようと思われたんですね。
 
佐野 そうです。そのため、店舗の設備をどうするかという段階で施工業者の方にはかなりワガママを言わせてもらいました。また、広報などを担当してくれるスタッフには、業界の外からの視点で意見を出してもらったところ、貴重なアドバイスになりましてね。例えばこの店内には、鏡だけあって前に何も置かれていないスペースがあります。そちらでは、車椅子に乗ったままのお客様の髪を切ることができるんですよ。また、長時間座っていられない小さなお子様には、立った状態でのカットにも対応しています。畳を敷けば遊び場としても利用できますから、親御さんのカットが終わるのを待っているお子さんのスペースとして活用することもありますね。 
 
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全面バリアフリーで落ち着いた雰囲気の店内
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車椅子でも安心して利用できる