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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 吉井怜(女優)
吉井 金属の熱処理加工を手がける徳永金属熱処理さん。中でも高周波焼入れという技術を得意となさっているそうですが、どんな加工方法なのか教えていただけますか?
 
徳永 高周波の電磁波を使って金属の表面を加熱し、焼入れを行う金属の加工法です。表面のみを処理するので、外部から衝撃を受けた時の抵抗性を高く保ったまま金属を硬化できるのが特長ですね。
 
吉井 金属の表層だけ硬くして中心部は弾力を残すということは、強い力を受けても折れることが少なくなり、全体を硬くするより丈夫になるわけですね。
 
徳永 はい、その通りです。さらに、軽量化されるうえ腐食に強くなるメリットもありますね。
 
吉井 どのような用途の金属を加工していらっしゃるんですか?
 
徳永 主に特殊自動車や建設用重機など産業機械の部品です。電車の線路なども焼入れしているんですよ。
 
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吉井 線路もですか! 私たち一般人は、高周波焼入れと言われてもピンときませんが、ものづくりの土台を担っていらっしゃるお仕事なんですね。まさに縁の下の力持ちです! 高周波焼入れをした金属としない金属では、寿命もずいぶん違うんでしょうね。
 
徳永 ええ、例えば自動車のギアは、高周波焼入れをしないと半年ほどで壊れてしまいます。表面は新品同様でも、中がすり減って使い物にならなくなるんですよ。でも、高周波焼入れをすれば摩耗がほとんどなくなって、10年、20年どころか一生ギアの交換をしなくてもいいほど耐性が増すんです。ネジ1本でも高周波焼入れをするかしないかで、その寿命には大きな差が生まれますね。
 
吉井 素人が見てもわからない部分に、ものすごい技術が駆使されているんですね。それにしても、多様なニーズに応えるには相当高度な技術が必要だと思います。
 
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徳永 そうですね。どこまで焼入れをするか、その深さを調整するのは最終的には経験がものを言います。
 金属を焼く時は温度で火の色が変わるので、それを目で見ながら調整していくんですよ。
 
吉井 まさに職人芸ですね。私たちの身の回りにある様々な部品の一つひとつに高度な技術が詰まっていることが実感できるお話です。
 これからも御社の素晴らしい技術で私たちの暮らしを支えてください。応援しています! 
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
社会に貢献し、少しでも世の中に必要な存在でいることです。製品の進化についていくには品質を上げ続ける必要がありますが、品質を追求していくことも楽しみの1つですね。
(徳永雅文)
 

:: 企業情報 ::

株式会社徳永金属熱処理

本社
〒133-0055 東京都江戸川区西篠崎2-11-5
工場
〒132-0021 東京都江戸川区中央3-20-12

ホームページ
http://yakiirekakou.com
https://www.nc-net.or.jp/company/87302/ (NCネットワーク)

 
 
 
 

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