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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 矢部美穂(タレント)
矢部 アイテーラーさんではオーダーメイドスーツを販売しておられるそうですね。
 
井手口 はい。この店を始めようと思ったのは、私が元自衛官で戦闘服ばかり着ていたもので(笑)、スーツに憧れていたからなんです。特にオーダーメイドスーツが好きなのですが、オーダーとなるとそれなりの値段がしますよね。
 
矢部 そうですね。同じサイズや生地で大量生産する既製スーツと違い、一人ひとりの体型や好みに合わせてつくるわけですから、価格が高くなるのは当然ではありますが。
 
井手口 でも、一介の自衛官がスーツ代として捻出できるのは2万円が限度。その値段でオーダーできる店はないので、自分で始めようと思ったんです。
 
矢部 抜群の行動力ですね(笑)。ということは、もしかして、仕入れ先にあてが?
 
井手口 いいえ、全く。仕入れ先も全国各地を探し回りましたが、最安値でも2万円。しかし、2万円で仕入れて2万円で売るのでは私の儲けがありません。そこで原価を下げてもらえるようある店のオーナーに交渉し、初回限定で1万9900円という価格設定を実現することに成功したのです。
 
矢部 既製品でも、そのような値段ではなかなかありませんよ! でも、失礼ながら、その価格で生地や縫製、サービスなどの質は大丈夫でしょうか?
 
井手口 ご安心ください。リーズナブルな生地でも耐久性や強度、そしてファッション性においてご満足いただけると自負しています。むしろサービスの点では競合他店より上かもしれません。
 
矢部 自信を持っておられるということは、何か明確な違いがあるのですか。
 
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井手口 接客時間です。繁盛店では1ヶ月に約300名のお客様がお越しになります。1人当たりの接客時間にすると、約5分程度。この5分で採寸をして生地やデザインを選んで・・・というのは無理がありませんか?
 
矢部 確かに、採寸だけで5分はかかるように思いますね。
 
井手口 もちろん仕事が早いだけで手を抜いているわけではないのでしょうが、これでは本当の意味でのオーダーメイドとは言えません。そこで私は1人あたり30分から1時間程度の接客時間を割いています。