B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 東京都出身。高校を卒業して社会人経験を積んだ後、人生を変えるべくロンドンに留学。帰国後はアパレル企業に入社し、次期社長候補まで昇り詰める。楽しみながら仕事をしていたが、父親が経営する家業を継ぐよう命じられ、2006年に(株)三輝に入社。職人気質の社員が多い職場で、下積みをスタート。経営者の息子という立場で様々な苦労をしつつ経験を積むと共に、福利厚生の充実などに取り組み、職場環境を変革。2014年9月、32歳の若さで代表取締役に就任した。【ホームページ
 
 
 
造船所や高圧ガスなどの配管に欠かせない“流体継手”を製造する株式会社三輝。阿部拓也代表取締役は2014年9月、創業47年を迎えたこの老舗企業の3代目として経営を任された。職人気質の社員が集まる社風を変革し、会社をさらに飛躍させるため阿部社長が取り入れたのは大胆な福利厚生制度。トレーニングルームを使うと「400円を支給」したり、大切な人と過ごすための「LOVE休暇」を導入したり。あっと驚く奇抜なアイデアの真意とは?
 
 
 

暮らしを支える“流体継手”の老舗メーカー

 
141112_k2008_g01.jpg
インタビュアー 大門正明(俳優)
大門 ガスの配管などにつなげる“流体継手”メーカーの三輝さん。1968年の創業と、業界では老舗だそうですね。私も役者デビューしたのが1969年なので、なんだか親近感が湧くなぁ。流体継手って、一般の人にはあまり馴染みがありませんが、ビルやマンションなどを建設する際にも使われている身近なものだそうですね。
 
阿部 はい。当社は創業当時、日本で初めて流体ガス用のワンタッチ自動開閉継手を開発するなど、これまでに20以上の特許を取得し、1000種類以上の継手を世界中に送り出してきました。自社ブランドはもちろん、大手メーカーさんのODM生産もしているんですよ。
 
大門 1000種とはすごいな! きっと知らないうちに、誰もがどこかで御社製品のお世話になっているわけですね。そうした“縁の下の力持ち”的な商品ではなく、近年は家庭用便利グッズも開発し、大人気だとか。
 
阿部 はい。それがこの「詰め替えそのまま」です。お風呂で使うシャンプーやボディソープって、パックからボトルに詰め替えるのが面倒だし、最後までキレイに使いきるのが難しいですよね。しかも、床に置いておくとボトルの底にカビが生える原因にもなってしまいます。「詰め替えそのまま」は、詰め替えパックに直接ポンプを取り付け、シャワーフックに引っかけてそのまま使える商品なんですよ。