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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 千葉県出身。建設業を営む父親の会社で修業を積む。厳しい環境で揉まれながらノウハウを蓄積し、20代半ばで独立を決意。30歳になった2014年3月に(株)ムラカミを設立した。「顧客満足」「地域社会―環境保全に貢献―」「新たな“解体”を創造」という経営理念を掲げ、従来の解体工事業者にはないサービスを展開している。【ホームページ
 
 
 
重機で強引に住宅を壊すというイメージが強い解体工事。だが、中には繊細な仕事をしている会社もある。その一社が株式会社ムラカミだ。同社では、他社に比べてコストが安い。解体工事から土木・外構工事まで一手に請け負っていることもその要因だが、中間業者を介することなく、直接業務を請け負うことでコストダウンを図っているからだ。近隣住民や施主の心情に配慮した業務を行う村上佳社長は「既存の業界イメージを覆したい」と意気込みを語ってくれた。
 
 
 

二代目より創業者の道を選ぶ

 
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インタビュアー 本田泰人(サッカー元日本代表)
本田 解体工事などを手がけるムラカミさん。村上社長はまだ30歳だそうですね。
 
村上 はい。私は20歳の時に父が営む建設会社に入り、そこで経験を積んで、今年、2014年3月に独立しました。
 
本田 そうすると業界歴は10年になるわけですね。お若いですが立派なキャリアだと思います。最初はお父様の会社に入られたということは、周囲からは跡継ぎとしての期待が大きかったのではありませんか。
 
村上 そうかもしれないですね。身内ということもあって、右も左もわからない新人の頃からベテラン従業員らに指示を出さなければいけないこともあったので、難しい立場でした。ただ、私も早くみんなと信頼関係を築きたかったので、必死で仕事を覚えるよう努力したんです。その結果、数年後には仕事をスムーズに回るようになり、自分に自信が持てたことを覚えています。従業員ともうまくやっていけるようになったので、最初は辛いこともありましたが、成長する環境としてはとても恵まれていたと思います。
 
本田 年下で経験がない最初のうちは軽く見られたとしても、必死に努力を続けて成果を挙げれば周囲の目も変わるものですよね。でも、せっかく従業員の方々と良好な関係が築けたのにどうして独立しようと?
 
村上 父親の会社のいいところを吸収しつつ、作業員としての立場から、ここはもっと効率化できるのではないか、このやり方はもっと改善できるというような考えを基に、自分の力で一から会社運営をやってみたいと感じるようになったからです。