B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 東京都出身。明治大学卒業後、大手ベンチャーキャピタルに就職。ファンド事業に従事し、明大時代に名門アメフト部副将として養った体力と精神力をもって、多忙を極める金融業界でおよそ20年にわたり活躍した。2011年以降に手がけた農業ファンド組成の過程で多くの農家の方々と出会い、勇気と元気をもらった体験から、2013年、農業発展に寄与すべく(株)アグリ・エナジャイズを設立した。【ホームページ
 
 
 
知識も経験もゼロだった農業の世界で生きていく――。それは仕事を通じて知り合った農家の人々が、自分を励まし、勇気づけてくれたからだ。これらの人たちのため、日本の農業の発展のため、秋竹慎一氏は自分の仕事人生を懸けてみることにした。今、停滞が囁かれる日本の農業には新風を吹き込む人材が必要である。株式会社アグリ・エナジャイズが導く新しい農業ビジネスは、これからの農業発展に大きく貢献するはずだ。
 
 
 

農業から元気をもらった

 
140625_k1792_g01.jpg
インタビュアー 三浦淳寛(サッカー元日本代表)
三浦  秋竹社長は大手ベンチャーキャピタルに約20年勤められたそうですね。現在の農業コンサルタントの仕事をされる際に、その経験は生きていますか?
 
秋竹  前職のベンチャーキャピタリストの主な仕事は、有望なベンチャー企業に投資して、上場するまで育てるというものでした。今は、農家さんや農業法人さんと一緒に、農業を多角的にビジネスに乗せていく仕事をしていますので、フィールドは変わっても、育てるという意味で、ベンチャーキャピタル時代の経験は生きていますね。
 
三浦  農業はまさに“育てる”がテーマですよね。でも、起業してまで農業に関わろうと思ったのはなぜでしょう。
 
秋竹  農業を核にした投資ファンドのプロジェクトリーダーを任された際、初めて担当する業界で農業の知識はまったくなく、ネットワークもゼロですから非常に不安でした。そこで、必死で農業分野のネットワーク構築に努めたわけですが、その間に、農家の方々にものすごくお世話になったんですよ。いろいろと教えていただいたり、励ましていただく中で、徐々に農業を身近に感じるようになりました。
 
三浦  飛び込んだ世界が温かく迎えてくれたら感動しますよね。わかるなあ。
 
秋竹  はい。ですから社名も、農業という意味の「アグリ」と、元気づけるという意味の「エナジャイズ」を合わせたんです。