プロフィール 東京都出身。大学を卒業後、留学を経て帰国し、宅建資格を取得。不動産会社に就職し、営業マンとして全国トップクラスの成績を残す。その後、徐々に家業の存続について考えるようになり、(株)住宅工営に入社。翌日から三代目社長に就任し、創業40年以上という老舗不動産会社を引き継いだ。八王子で一番の不動産会社を目指し、地元の先輩社長たちに学びつつ奮闘している。
東京・八王子市で創業40年を誇る老舗不動産会社・株式会社住宅工営。三代目社長に昨年就任したのは、若干28歳の齋藤祥文氏だ。お客様に喜びと感動を提供することをモットーとする齋藤氏は、老舗にありがちな硬直化した経営を嫌い、自分らしい自由な発想を大切にしている。もともとは不動産業も、親の後を継ぐことも考えていなかったという齋藤氏。そんな氏が社長となるまでのいきさつと、現在の経営姿勢について聞いてみた。
老舗の三代目社長に就任
インタビュアー 時東ぁみ(タレント)
時東 本日はよろしくお願いします。齋藤社長は、昨年の2009年に住宅工営さんの経営を継がれたそうですね。
齋藤 はい。当社は私の祖父が40年前に設立した会社です。昨年、父の後を継いで私が三代目の社長に就任しました。
時東 まだ28歳とお若いようですが、もともと会社を継ぐつもりだったのですか?
齋藤 いいえ。実は子どもの頃は、不動産屋にはなりたくないと思っていたんです(笑)。不動産屋って、基本的に水曜日を休みにするところが多いんですよ。だから、親が土日は仕事で家にいないんですね。うちの父親もやはり土日は仕事で、運動会などを見にきてくれたことがほとんどありませんでした。私は3人兄弟の長男ですが、父のことも家業のこともわからなかったから、幼心にも家業にあまり良い印象を持っていなかったのです。
時東 意外ですね。じゃあ、そんな齋藤社長が不動産業界に入ったのは、どんな理由から?
齋藤 「こういう仕事をしたい」 という明確な志望はなかったのですが、とにかくお金を稼いでみたかったんですよ。世の中の人はみんな 「金がすべてじゃない」 と言うけれど、実際に自分で稼いでみないと、本当にそうなのかどうかわかりませんよね。それで私の親の影響もあって、仕事をするなら不動産業がいいかな、と考えたんです。それでも、実際に親の仕事も、不動産屋がどんな仕事をしているかも、全くわからなかったのですが(笑)。




