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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 神奈川県出身。防衛医大を卒業し、循環器内科研修中に1ヶ月の休職。家庭医に転じるも意欲が出ず、精神科受診し、うつ病の診断。7年間投薬治療を受けるも改善せず、医師以外が書いた本を読み、自己啓発や心理学のセミナーで学び、食生活と考え方を変えて人間関係を楽にするメンタルセラピーを自ら考案。薬を使わない精神科医として、全国で講演活動中。他にも国際メンタルセラピスト協会専務理事としてメンタルセラピストを養成。自律神経免疫療法の湯島清水坂クリニックでは、精神疾患だけでなく、癌、リウマチ、アトピーなどの治療にもあたっている。
 
 
 
宮島賢也氏は、自律神経免疫療法の湯島清水坂クリニック院長を務めるかたわら、薬を使わない精神科医として活動し、メンタルセラピーを用いた、自分による健康回復を提唱している。自身もうつ病になり、精神科医として病院に勤務した際の薬漬けの精神科医療にも疑問を感じたのち、食生活・考え方・人間関係を変えて快癒した経験を持つ。その経験をもとに、自分で自分を楽にするメンタルセラピーを確立。現在はメンタルセラピストの養成に精力を傾けている。
 
 
 

自らのうつ体験から
薬を使わない精神科医に

 
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インタビュアー 山本みどり(女優)

山本 宮島先生は今、癌やリウマチの患者さんやうつ病の患者さんを治療されていますが、以前に先生ご自身がうつ病を経験されたとお聞きしました。
 
宮島 はい。循環器内科医のハードワークに付いていけず、休職1ヶ月をもらいました。先輩の教え方が悪いんじゃないかと思い、他の研修病院に話を聴きに行きましたが、焦りで研修担当の方の話が分かりませんでした。家庭医に転向後も、体は楽になったけど、意欲が出ず、精神科を受診し、うつ病の診断を受け、7年間薬を飲んでいました。
 その後は、家庭医も無理と考えて精神科医に転向し、精神症状の患者さんと日々向き合うようになりました。でも、そのうちに、診断基準に照らし合わせて病気を診断し、薬を処方していく治療に悩むようになったんです。
 
山本 薬漬け医療がよく問題になりますが、宮島先生も同じ疑問を抱いたのですね。
 
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宮島 そうです。精神科医療では、たとえば統合失調症の患者さんには一生薬を飲んでいただかないといけません。「本当にそれでいいのか」 「自分の診断が間違っていたらどうしよう」 等々と悩み始めたんです。
 
山本 すごく真面目で責任感が強くていらっしゃるんですね。
 
宮島 真面目な性格はうつ病になる人共通の特徴でしょうね。医学博士の安保徹先生は 『まじめをやめれば病気にならない』 という本を書かれています。今の僕なんか、自己啓発の結果、真面目から程遠くなっちゃいました(笑)。
 あと、ほとんどの患者さんは、仕事を休んでいる間は症状が収まっても、職場に戻ると症状が悪化します。その繰り返しに、「果たして薬は効果があるんだろうか?」と。 僕も薬では治りませんでしたからね。
 
山本 そんな状態から、どう転機を迎えられたのですか?