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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 東京都出身。父の経営するパラシオン歯科医院の二代目として生まれ、1989年に東京歯科大学を卒業。三井生命保険(株)に就職後、企業内歯科医長を務める。出身大学の衛生学講座にて学位を取得し、2003年より、体調が万全ではない父に代わり、実質的な院長業に従事。営利目的に走らない医療方針と夜遅くまでの診療で地域の信頼を集めている。スタッフのスキルを生かし、エステのサービスも提供している。
 
 
 
夜10時まで夜間診療を行い、歯科医院とは思えないほどのエステメニューを揃える埼玉県越谷市のパラシオン歯科医院。小山安德氏は、昼間は別の企業内診療所に勤務し、夜は当医院で実質院長として診療にあたるハードな二重生活を送る歯科医師だ。営利を目的とせず、地域医療を支えるために医院を続けているという小山氏。柔和な笑顔に込められた医療への想いや、仕事に対する信念などについて伺った。
 
 
 

夜10時まで充実した診療を提供

 
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インタビュアー 矢部美穂(タレント)

矢部 本日はよろしくお願いします。パラシオン歯科医院さんは、夜10時まで開いているという珍しい歯科医院なのですね。患者さんはありがたいと思います。
 
小山 当院は午前10時から午後1時まで、そして夜6時半から10時までが診療時間です。夜間にいらっしゃる患者様なんてそんなにいないだろうと思って始めましたが、おかげさまで、むしろ 「なかなかアポイントが取りにくい」 とお叱りを受けるほど多くの方が来てくださいます。夜しか病院に行けない、という患者様もけっこう多いものなのですよ。
 
矢部 そのような診療時間にしたきっかけなどを、教えていただけますか。
 
小山 この医院は、もともと私の父親が院長をしていたのです。その父親も2011年6月に他界してしまいましたが、その7年前頃から 「すべての患者さんの治療に責任を持てなくなったから閉院しよう」 という話が出てきました。ただ私としては、引退はまだ早いと思っていたので、午前中は父のペースで診療を続け、そのフォローとして診療時間を夜間に広げて私が診療にあたることになったのです。私は千葉県柏市にある生保会社の開設医として、今も昼間はその企業内歯科診療所に勤務しています。そのため父の他界後は私の妻が院長になり、その体制を維持しています。
 
矢部 大変ですね。そうすると、ご自宅はどちらですか。