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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

助言から協議まで担う 貸宅地の不動産コンサル
不動産鑑定士吉儀事務所 代表 吉儀康彦

 
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インタビュアー 鶴久政治(元チェッカーズ)
鶴久 吉儀代表は不動産コンサルタントとして、葛飾区金町エリアをメインに近隣区・千葉県における貸宅地問題を専門に取り扱っているそうですね。貸宅地とは、「他人に貸している土地」ということですか。
 
吉儀 もう少し詳しく言うと、住宅などの建物を建てて所有することを目的として他の方に貸している土地のことです。当事務所では貸宅地を保有する地主様側のご相談に応じ、相手方との折衝にも対応しています。不動産に関する交渉では適正な価格判断を行う必要があり、プロである不動産鑑定士の視点が役に立つんです。
 
鶴久 貸宅地については、安易には解消できない複雑な背景がありそうですね。弁護士の先生に相談するという方も多いのではないでしょうか。
 
吉儀 話し合いで解決の糸口が見えないような状況なら、裁判もやむを得ないかもしれません。弁護士を立て、短い期間で勝敗を争うようなこともあるでしょう。しかしじっくり時間をかけ、できるだけ双方の要望を汲んだ妥協点を見出せれば、解決できる状況もあります。関係する皆様の間に入り、顔を突き合わせながらソフトランディングを図るのが私の役割です。
 
鶴久 皆さんの思いの部分が大きいからこそ、早計な答えを出してはいけない状況もあるのでしょう。それにしても、吉儀代表は聞き上手な方ですね。とても話しやすいです。
 
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吉儀 ありがとうございます。もともとは大手ハウスメーカーに勤務し、営業や相続等のコンサル業務に携わってきました。その中でじっくり膝を突き合わせて、相手に圧を与えない傾聴の大切さを学びました。企業内コンサルとしてやりがいも感じていました。ただ、企業内だとどうしても短期的な結果が求められます。ですから、もっとじっくりとお客様に向き合うために独立を決めました。不動産の問題に悩む皆様のお役に立てたらと、葛飾区の区報にお知らせを掲載し、年2回のセミナーも実施しています。地域に密着した活動を続けていきたいですね。
 
鶴久 個人だからこそできること、こだわりというのはありますよね。音楽業界も常に新しい技術やセンスが求められ、どんどん才能のある若手が出てくる。でも、自分のできるスタイルを生かしながら、才能ある若手と分業することの良さがわかるようになりました。経験からにじみ出る人柄や魅力も資格と同じぐらい素晴らしい吉儀代表のスキルだと思いますよ。その温かさを生かした今後のご活躍を期待しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
お客様から「ありがとう」と言っていただけること。それが仕事を楽しむことにつながっています。
(吉儀康彦)
 

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