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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

顧客の希望に寄り添い 快適な空間を設計する
ツミキプランニング一級建築士事務所 代表 爲季 仁

 
プロフィール (ためすえ じん)埼玉県川越市出身。現場監督をしていた父親の影響で建築に興味を持ち、大学で建築を学ぶ中で建築家になることを決意。日本大学大学院を卒業後、2つの建築設計事務所で多くのプロジェクトに携わり経験を積む。その後、2019年に独立し、ツミキプランニング一級建築士事務所を設立。設計実績として新築では戸建・集合住宅、長屋、オフィスビルがあるほか、住宅や町工場のリノベーション、美容室の内装デザインも手がけている。【ホームページ
 
 
 
戸建・集合住宅やオフィスビルなどの新築設計やリノベーションを行っている、ツミキプランニング一級建築士事務所。爲季仁代表は、これまでに真の日本のすまい「日本建築士会連合会会長賞」や文化遺産防災アイディアコンペティションなど、数々の賞を受賞している実力者だ。身近で相談しやすい建築設計事務所を目指し、顧客目線で丁寧なヒアリングを心がけている。その情熱の源は、「お客様に自分だけの特別な場を提供したい」という思いなのだという。
 
 
 

ワークショップも楽しめる建築設計事務所

 
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インタビュアー 水野裕子(タレント)
水野 本日は、埼玉県川越市のツミキプランニング一級建築事務所さんにお邪魔しています。事務所内はガラス張りの入り口を通して外からの自然光が入り、とても明るい雰囲気ですね。本棚には洋書が並んでいて、まるでおしゃれなカフェのような印象を受けます。外から室内を覗くだけでは、建築事務所だとはわからないですよ。
 
爲季 そうですね、よく言われます(笑)。先日も近所の方が「本屋さんですか?」と訪ねて来られました。
 
水野 これほど多くの洋書や建築デザインの本が並んでいると、書店と間違ってしまうのも納得です(笑)。ところで、事務所内には幼稚園にあるような子ども用の小さなテーブルも置かれていますよね。
 
爲季 はい。古道具を扱うお店に行ったときに、幼稚園で使っていたテーブルを見つけて購入しました。子どもたちが自由に遊べる空間がある事務所をつくりたいと思い、築60年の建物を改築して事務所を開いたんです。
 
水野 なるほど。確かに、室内をよく見ると床が低くなっていて、古い住宅にある土間のように見えます。
 
爲季 この部屋は、改築前は土間だったんです。現在は仕事をするためだけのオフィスではなく、子どものためのワークショップを楽しめる場所としても使っていきたいと思っています。
 
水野 珍しい取り組みがたくさんあって、とても興味深いです! 今日は爲季代表のお仕事の魅力について、詳しくお聞きしていきたいと思います。