矢部　生け花教室を主宰するフラワーエステートさん。現在は名古屋市中区で八代流金山校を、日進市浅田町で日進校を運営なさっているそうですね。まずは、安達代表が生け花の講師になるまでの歩みを教えてください。
 
安達　子どもの頃からものづくりが好きで、母が生け花も嗜んでいたんですよ。やがて、私は大手自動車メーカーに就職しましてね。業務の一環でコーチングを学ぶうちに、周囲の方からメンタルを整える生け花を勧められました。八代流の家元に入門したのは37歳のときです。そして、指導者として無償で知人に教えるようになり、60歳になった2022年にメーカーを退職し教室を開校しました。現在、40名近くの生徒さんに生け花の魅力をお伝えしています。
 
矢部　どのようなコースで生け花を学ぶことができるのでしょう。
 
安達　月1回または4回で初心者、経験者を問わず基本から丁寧に指導する「一般コース」、ご夫婦やお子さん連れに最適で費用も割安になる「家族コース」、難易度を上げた「師範コース」があります。ほかにも、遠方にお住まいの方も学べる「リモートコース」、さらに、開業のノウハウをお伝えする「教室運営コース」をご用意していますよ。体験教室はいつでも歓迎しているので、気軽にお問い合わせください。
 
矢部　安達代表の指導は、コーチングを取り入れている点が特徴のようですね。
 
安達　ええ。生け花を通じて癒しとマインドフルネスを体験していただくことが私のテーマ。コーチングの手法を生かした指導では、生徒さんを褒めながら「どうしたらいいと思いますか？」と声をかけ、さらに上達するための課題に自ら気づくよう導きます。そうして、生徒さんの生活に彩りを与え可能性を広げていくんですよ。