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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

知的好奇心が高まる! 楽しいそろばん教室
parareer/各務原珠算研究会 代表 中村亜綺

 
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インタビュアー 矢部美穂(タレント)
矢部 岐阜県各務原市のparareer(パラリア)が運営するそろばん教室・各務原珠算研究会さんにお邪魔しています。教室内の雰囲気が、私が学校に通っていた頃のあの空気感と言いますか、すごく懐かしい感じでホッとします。伝統ある教室だということなので、まずは教室のあゆみから教えていただけますか。
 
中村 1938年に祖父が立ち上げた当教室を父が継ぎ、父が亡くなった後は母が切り盛りしていました。私で3.5代目といったところでしょうか。私は13年ほどparareerという屋号でキャリアコンサルタントとして働いた後、母を手伝うために当教室の運営を継ぎました。古くからこの周辺にお住いの方が言うには、市内で最も歴史のあるそろばん教室ではないかということです。現在の場所には1960年、父の代に移ってきました。
 
矢部 キャリコンからそろばん教室経営者に転身とは、思い切りましたね。
 
中村 どちらも人と向き合う仕事ですから、それほど違いがあるとは感じなかったですね。前職では多くの人の話を聞いて、相手の立場に立つことを学びました。講師としてセミナーに登壇する機会も多くあり、いかに相手に理解しやすい形で思いを伝えるかを日々勉強していましたね。この経験が、子どもにそろばんを教えるのに役立っています。
 
矢部 キャリア相談で培った“伝える技術”が応用されているんですね。ちなみにこちらではどのようなコースに分かれているんですか。
 
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中村 小学生以上を対象とした「ジュニアそろばん」、就学前 4歳~5歳のお子さん向けの「幼児100玉そろばん」、タブレットを用いる「そろタッチ」の3コースがあります。各コースとは別に、脳トレ目的で通う大人の方もいらっしゃいますよ。
 
矢部 そろばんを習っている子どもは、暗算が速いイメージがあります。
 
中村 そろばんの練習を重ねていくうちに、玉の配置や動きを頭の中でイメージして暗算できるようになりますからね。作業や動作に必要な情報を一時的に記憶・処理するワーキングメモリが鍛えられるうえ、左右の脳が活性化されます。これにより集中力や情報処理能力が高まるため、マルチタスクスキルなど日常生活に役立つ能力がアップしますよ。