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インタビュアー 宮地真緒(女優)
吉見 私の母が美容師で、通常のサロン業務の他にもネイルとまつ毛エクステもしていまして。ある時、「男性のアイリストがいてもおもしろいかも」と言われ、始めたのがきっかけです。その後、2軒のサロンで修業した後、今年2023年4月にKOKUAをオープンしました。
宮地 確かに、アイリストは女性が多いイメージですね。吉見代表が駆け出しのころ、お客さんの反応はどうでしたか?
吉見 最初はお客様との間に距離を感じました。けれども、2軒目の修業先のオーナーが男性アイリストで、「お客様にどれだけ親身になれるかが大事だよ」と言ってくださったことで道が開き、多くのお客様がついてくださるようになりました。
宮地 素晴らしい体験をされましたね! ちなみに、どのようにして壁を乗り越えられたのですか?
吉見 お客様に対し、まずは清潔感、適切な距離感を保つことを意識し、男性として好感を持てる会話の仕方を勉強しました。また、妻にメイクについて聞く中で、意外にも女性では見逃しがちなポイントやコツなどがあるとわかったんです。
宮地 男性だからこそ、女性同士では今さら聞けないような悩みにも寄り添えるのでしょうね。その試みはスタッフさんにも引き継がれていますか?
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宮地 お客さんとの会話の中で、理想のデザインを見つけていかれるのですね。
吉見 おっしゃるとおりです。また、スタッフの中には食事による内側からのケアや、骨格分析でご本人の理想的な目元の位置、眉毛の角度などをご説明できる者もいます。曖昧さをなくし、ロジカルにご提案できる点もKOKUAの強みですね。今後は2号店の展開も進めながら、接客や経営のノウハウを学ぶため飲食店で働くなど、さまざまなことにチャレンジしたいと思っています。
宮地 探究心とスピード感覚が素晴らしいですね。これからも男性ならではの視点で、女性の魅力を引き出していってください!
「仕事を楽しむ」とは‥
周りとの距離感を大切に、働きやすい環境や雰囲気をつくることで、楽しみながら仕事ができると思います。
(吉見北斗)