インタビュアー 水野裕子（タレント）
竹之内 はい。2013年頃に家業を継いだ時、特別なトマトをつくりたいと思ったのです。そして、通常よりもリコピン・GABAなどの栄養価が4倍も高い、従来のトマトの概念が変わるような高糖度のトマトの開発に成功しました。
水野 素晴らしいです！ 贈答用にされる方も多いのでは？
竹之内 そうですね。当園のトマトを知り合いに贈った方が、「おいしいから人に贈りたい」と言われたそうです。決して安価ではないものの、購入した方も贈った相手にも喜んでもらえる商品だとわかって嬉しかったですね。
水野 本当においしいから、大切な人に食べてほしいのですね。竹之内代表のご実家は農家ということで、トマトの開発を提案した際の親御さんの反応はいかがでしたか？
竹之内 先代もトマト農家をしていて伝統やノウハウがありますし、農業の大変さも知っていますから反対されました。でも私は現状を変えたいと言い張り、当初はよく喧嘩をしましたよ（笑）。
水野 実は私も知人のトマト農家の手伝いによく行くので、農業が大変な仕事であることは実感しています。そうした中、伝統的農法で無難な道を選ばず、挑戦された勇気に敬服しますよ。さらに、農園と連携している共進株式会社さんでは、就労支援に取り組まれているそうですね。
水野 自分たちが世話をした野菜が店頭に並ぶまで様子を確認できますし、成果を目の当たりにできますから、大きなやりがいと達成感を得られそうです。
竹之内 就労支援を受けている方のご家族も、自分の子どもが自立する姿を見られて嬉しいようですよ。なお、トマトに関しては船橋市のふるさと納税の返礼品として登録されました。いろいろな方に喜びを届けられれば最高ですね。
水野 まさに地域貢献ですね！ 竹之内農園さんやお客さん、就労支援を受ける方々が一つの輪でつながり、支え合っている好循環も感じられますよ。今後も竹之内代表の思いが詰まった究極のトマトが多くの方々を笑顔にしてくれることを願っています！
「仕事を楽しむ」とは‥
人を笑顔にすること。そのためだけに、仕事を楽しんでいます。
（竹之内幹也）
