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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

子どももシニアも学べる 音楽を楽しむピアノ教室
古矢ピアノ教室 代表 古矢純子

 
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インタビュアー 原田伸郎(タレント)
原田 滋賀県大津市富士見台の古矢ピアノ教室さん。とてもアットホームな雰囲気がステキですね。さっそくですが古矢代表のご経歴を教えていただけますか。
 
古矢 私がピアノを弾き始めたのは幼稚園の頃です。母の望みで近所の教室に通うようになりました。その後もピアノのレッスンを受けながら大学を卒業しまして。結婚し下の子どもが幼稚園に入った頃から楽器店でピアノのレッスンを担当し、自宅でも近所の子どもたちに教えるようになりました。楽器店では15年も指導を続けたんですよ。
 
原田 ピアノを教えることが人生のような、まさに見事なキャリアですね。
 
古矢 ありがとうございます。やがて、子育てが一段落した私は49歳で音大に入学しました。卒業後もシニアへの指導法を学び講座を開くなど活動の幅を広げ、2015年に自宅の教室をリニューアルオープンしたんです。“親子3代で通えるピアノ教室”として、幼稚園児から80代のお年寄りまで、さまざまな年齢層の生徒さんを指導しています。
 
原田 古矢代表は、プロを目指すためのスパルタ教育とは一線を画しているようですね。
 
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古矢 おっしゃる通りです。今もお話ししたように、当教室のコンセプトは私と一緒にピアノを弾いて音楽を楽しんでいただくこと。生徒さんのレベルやスキルに合わせ、個性を伸ばし感受性を豊かにしてもらうことを目的にしています。もちろん生徒さんには上達を目指して頑張ってもらうものの、マイペースでかまいません。中には半分ぐらい私とおしゃべりをするために通う生徒さんもいるほどなんですよ(笑)。
 
原田 でも、そうやって長く続けることがピアノの本来の楽しみ方かもしれませんね。
 
古矢 ええ。受験や就職などでピアノをやめざるを得ない生徒さんもいますが、基礎が身についていれば、何かの機会に再び弾き始めることができますよね。そのために大切なのはピアノが好きだという気持ち。だから私は楽しむことを大事にしているんです。