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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

プロの着付け師として 働くためのサポートを
佐藤着付塾 代表 佐藤幸子

 
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インタビュアー 千葉真子(マラソン元日本代表)
千葉 着付けに携わってもう40年近いという、佐藤着付塾の佐藤代表。どういったきっかけで着付けに興味を持たれたんですか?
 
佐藤 最初は、七五三で自分の子どもに着付けをしたいという思いから趣味として始めたんです。その奥深さにどんどんハマっていき、気付けば仕事にするまでになりました(笑)。着付け師・美容師としてホテルや式場で経験を積んで独立し、今に至ります。
 
千葉 すごいバイタリティですよね! 着物って、なんとなく敷居が高いイメージがあります。
 
佐藤 実際、「着付け教室」と謳っているところは、着物をそろえるところから始まり、金銭面での負担も大きいです。それでいて、着付け師としての資格を取得しても、なかなか働くところがない──そんな現状を変えたくて、私は“働くための着付け教室”として着付塾を開業しました。
 
千葉 なるほど、実際にプロの着付け師としてしっかり働けるまでサポートしてくれる、と。指導するうえで大切にされていることはありますか?
 
佐藤 見た目や華やかさよりも、着心地の良さを一番大事にすることです。最初は緊張されているお客様も、着心地が良いと自然と笑顔になっていきますからね。着付け師として普段から、ちょっとした表情の変化を見逃さず、お一人おひとりの体型にあった着付けをさせていただいています。
 
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千葉 そこまで細やかに配慮して着付けしてくれる方って本当にありがたいと思います!
 
佐藤 結婚式や成人式など、一生に一度のタイミングで着られる方が多いですから、失敗できないというプレッシャーは常にあります。ただ、おかげ様で着付けに関しては究められたと思いますし、今後はサポート側に周り、人材育成に力を入れていきたいですね。
 
千葉 サポートに回るというのも、また現場とは違う楽しさがありますよね。
 
佐藤 はい。あとは、一人で頑張るには限界がありますので、仲間をつくって、共にゴールを目指していきたいですね。ヘアメイクやカメラマン、ブーケスタイリストさんなど、さまざまな業種の方とコラボし、お客様にとって最高の瞬間をつくり出せたらと思っています。
 
千葉 マラソンも一緒で、実際に走っているのは一人でも、その裏にはたくさんの方の支えがあります。私も、みんなでペースをつくり、ゴールを迎えられることが最高だと思っています。着付けは本当に奥が深い世界だと思いますから、活動を通じて、ぜひ多くの方に着物の魅力や文化を伝えていってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
仕事って、時には辛いこともあると思います。それでも、仲間と一緒に喜びや苦しみも分かち合いながら同じゴールを目指すのは楽しいですね。
(佐藤幸子)
 

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