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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

新鮮かつ安全な野菜で 子どもの心身を健やかに
花笑みファーム 代表 石田浩一

 
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インタビュアー 岩崎ひろみ(女優)
岩崎 群馬県伊勢崎市の「花笑みファーム」さん。農園の入口付近には、立派に育ったズッキーニがずらり! 私の子どもたちもお野菜が大好きなので、今日は石田代表との対談を楽しみにしてきました。
 
石田 お子さんが野菜好きとは、嬉しいです! そのズッキーニは今朝収穫したものなのでみずみずしいです。街中のスーパーや商店だと出荷や運搬に時間がかかってしまうのでそれに比べたら鮮度は高いですね。
 
岩崎 そうなんですか! それは知らなかったので驚きました。ズッキーニのほかにはどんな作物を栽培しているのか教えてください。
 
石田 6月から11月はナス、冬には長ネギなど、さまざまな野菜を育てています。これから新しいハウスを借りる予定なので、栽培できる種類はもっと増えますよ。
 
岩崎 それは楽しみですね! 石田代表は、文字通り畑違いの世界から新規で就農されたと聞いています。これまでの歩みも非常に気になります!
 
石田 私は会社員として働いていまして、土をいじるのと野菜を育てるのは好きだったので、家庭菜園は嗜んでいたんです。それで、38歳くらいのときに人生を見つめ直すようになりましてね。いろいろ考えて、40歳のときに人々の暮らしに欠かせない“食”に関わる農業で独立しました。ただ、当時は子どもを授かったばかりだったので、妻や義母から猛反対されましたね(笑)。
 
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岩崎 会社勤めなら安定した収入が得られますから、ご家族が反対したのもわかる気がします。それでも農業を選ばれた理由をうかがいたいです。
 
石田 農業は、生涯をかけて取り組める仕事だと思ったからです。例えば、この辺りの生産者さんの平均年齢は75歳。跡継ぎがいないから高齢化しているとも言えますが、それでも生涯現役で働き続けられる仕事だというところに魅力を感じました。40歳で踏み切ったのは、高齢になってからでは新しい農地を確保したり、作業を習得したりするのが難しくなると思ったからです。