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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

期待以上の塗装工事で 顧客に喜びと感動を!
進竜建装 代表 進士竜二

 
プロフィール 静岡県出身。父が塗装会社を営む家庭で育ち、家計を助けるために、中学校卒業と同時に父の会社に就職。塗装技術を学ぶ中で、もっと広い世界を見たいと感じるようになり、名古屋市に進出した。土地柄に惹かれたこともあり、名古屋で進竜建装を立ち上げ、塗装を中心に防水・内装・リフォームなどを手がけている。人材育成にも力を入れ、職人を育成するアカデミーの設立を構想中。【ホームページ
 
 
 
塗装職人の一家に生まれ育ち、名古屋市で進竜建装を立ち上げた進士竜二代表。20年のキャリアで期待以上、想像以上の施工を理念に掲げる進士代表は、経済団体で相談役も務めるなど八面六臂の活躍を続けている。そんな進士代表のもう一つのポリシーは人材育成。社会からはみ出すことも多い職人の親代わりとなって立ち直らせているのだ。今後もアカデミーの設立を視野に入れるなど、進士代表は塗装業界の変革に意欲を燃やしていた。
 
 
 

静岡の塗装一家に生まれ育ち名古屋で起業

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 名古屋市を拠点に建築塗装・防水工事などを手がける進竜建装さんにお邪魔しています。まずは、進士代表のプロフィールや起業のきっかけを教えてください。
 
進士 私は静岡市の出身で、以前は清水市だった地域で生まれ育ちました。父は塗装会社を経営しており、昔ながらの破天荒な職人でしたね。家にお金を入れるタイプではなかったうえに、姉、双子の兄と私、さらに弟もいて生活は大変でした。その中で私は、子どもの頃から雨どいを伝ってビルの4階まで上がるほど活発でして。高いところが平気だったんです。
 
畑山 まさしく塗装職人になるために生まれてきたようなものですね。
 
進士 そうなんですよ。私は家計を助けるため中学を卒業すると父の会社に就職しました。進学せず世の中に出るのは楽しみでしたし、塗装の仕事が心から好きだったんです。結局、兄も弟も父の会社に入って家族で塗装をするようになりまして。ただ、私だけはもっと広い世界を見てみたい、いろいろなことを経験してみたいと考えていたんです。
 
畑山 その燃え上がるような意欲の結果が、名古屋への進出だったのでしょうか。
 
進士 ええ。2012年、24歳のときに大きな仕事の依頼があって単身で名古屋に出ました。その後も継続的に仕事が続き土地柄も大好きになったことから、名古屋に腰を落ち着けて2016年に進竜建装を立ち上げたんです。ただ、知り合いも少なく不安な日々は続きましたね。