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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

元体操選手が教える 生きる力を育む体操教室
EVER GYM sports club 代表 本田良

 
プロフィール 大阪府出身。2歳から体操を始め、高校は名門の清風高等学校、日本体育大学を卒業。トップレベルの選手とオリンピック出場を目指す。大学卒業後も競技を続けながら指導技術を学び、引退後は地元大阪の体操教室に勤務して腕を磨いた。2018年、大阪府茨木市にEVER GYM sports clubをオープンし、2019年に同市内に拡大移転。中学・高等学校教諭一種免許、日本スポーツ協会公認コーチ3などの資格を保有。【ホームページ
 
 
 
大阪府茨木市にあるEVER GYM sports club(エバージムスポーツクラブ)。同クラブを運営する株式会社EVER GYMの代表取締役で、元体操選手でもある本田良氏が直々に“本物”の技術を丁寧に指導している。ただ、意外にも、同クラブでは体操選手の輩出を目指しているわけではないそうだ。体操を通じて、技術以上に目標に向かって頑張り抜く力を養いたいと話す本田代表。その指導術に迫った。
 
 
 

本物の技術を提供

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 体操教室EVER GYM sports clubを運営する本田代表は、自らコーチをされているそうですね。いつ頃から体操の道に進まれたのですか?
 
本田 私が体操を始めたのは2歳の頃です。子ども心に本当に楽しかったので、小学生のときから、将来オリンピックに出場する夢を抱きました。
 
畑山 2歳とは早い! ずっと練習を続けてこられたのですね。
 
本田 ええ、高校や大学も体操の名門校に進みました。全日本選手権での団体入賞、大阪府内の大会では種目別床で優勝するなどある程度の成績も残しましたが、度重なる怪我もあり23歳で現役を引退したんです。セカンドキャリアは、指導する側として体操に携わりたいと考えていました。競技の裾野を広げるため、体操の素晴らしさを伝えるため、そして初めて体操に触れる子にも本物の技術を提供する体操教室をつくろうと考え、小中学校時代共に練習に励んだ元チームメイトでもあり現パートナー、山田健太と当クラブを立ち上げました。それが2018年のことです。