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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

世界にたった1本だけ! 手づくり木軸ボールペン
くまねこペンスタジオ 代表 野口隆司

 
プロフィール 大阪府出身。幼い頃、父に竹で釣り竿をつくってもらったことをきっかけに、ものづくりに興味を持つ。本業の合間に始めたフォトフレーム製作から木工にのめり込み、花瓶や皿などさまざまな作品を作成。2019年頃、木軸ボールペンの製作を開始する。2022年にはくまねこペンスタジオを開業し、オンラインショップもオープン。1ヶ月で約100本売り上げるなど、人気を集めている。【ホームページ
 
 
 
木軸ボールペンの製造・販売を手がける、くまねこペンスタジオの野口隆司代表。仕事の息抜きで始めたフォトフレーム製作から木工の世界にのめり込み、さまざまな作品をつくり続けてきた。そしてたどり着いたのが、木軸ボールペンの製作。削り具合によって木目の表情が変化する木のボールペンは、二つとして同じものは生産できないという。一本一本丁寧に心を込めてつくられる野口代表のボールペンは、まさに芸術品そのものだ。
 
 
 

幼い頃からものづくりが好きだった

 
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インタビュアー 八木裕(野球解説者)
八木 木軸ボールペンの製造・販売を手がける、くまねこペンスタジオさん。野口代表が手づくりで製作しているそうですね。ものづくりの世界に惹かれた経緯からうかがいましょう。
 
野口 子どもの頃、父が竹やぶから切り出した竹で釣り竿をつくってくれたことがありましてね。以来、ものづくりっておもしろそうだなと感じるようになったんです。科目も図工が好きでした(笑)。
 
八木 お父様の影響でものづくりに興味を持たれたと。本格的に木でものづくりを始めたのはいつ頃になりますか?
 
野口 2012年頃でしょうか。最初は仕事の合間の息抜きくらいでフォトフレームをつくっていたものの、やり始めるとどんどんのめり込んでしまいまして(笑)。木でものをつくるのは非常に奥が深く、誰かに喜んでもらえる作品をつくりたいという意欲が湧いた私は、花瓶やお皿、お茶碗とさまざまなものをつくってきました。現在専門としている、ボールペンをつくり始めたのは今から約3年前の2019年頃からなんですよ。
 
八木 いろいろつくり続けてみてたどり着いたのがボールペンなんですね。野口代表こだわりのボールペンづくりについて、詳しくお聞かせください!