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タグ:リサイクル

  • ペットボトルの後始末 ~事業系ペットボトルに見るリサイクルの新段階~ 今年4月、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(プラスチック資源循環法)」が施行された。それに呼応して、プラスチック製品の製造と再生処理に関する動きが活発化しているようだ。
    消費者市民にとって一番わかりやすいのはペットボトルをめぐるそれだろう。9月はまだまだ残暑で暑い。また、近年は、熱中症にならないよう外出中も積極的に水分を摂ろうとする意識が社会に浸透している。そこで清涼飲料水が求められるわけだが、その容器のほぼ8割はペットボトルが占めているからだ。

  • 無料レジ袋禁止(?)直前考 ~7月から有料化が義務に。そのときお店は~ あと約一ヶ月後、7月1日から全国で一斉にレジ袋が有料化される。「スーパーのレジ袋が」とつい言いそうになるがそうではない。業態がスーパーであれ何であれ、商品を持って帰る用に店がくれるプラスチック製の袋全般が対象だからだ。より厳密には、経産省と環境省が定めた「プラスチック製買物袋有料化実施ガイドライン」では、「購入した商品を持ち運ぶために用いる、持ち手のついたプラスチック製の買い物袋」となっている(例外規定あり)。

  • 「脱プラ」論の周辺 ~国の産業戦略の視点から~ 読者の中には、GW中は公園のバーベキューで、その前は花見で、使い捨てプラカップやプラフォークの世話になった人が多いのではないか。筆者も大いに世話になった。一日桜を愛で、楽しく飲み、食べ、さて解散となってポリ袋に総菜のトレーやら油で汚れた紙やらプラカップやらを詰め込んで公園の一角のごみ収集場所に来てみれば、普段街中で見ない大きさのコンテナ(4t車用?)が2つ3つ並び、ごみが山積みになっていた。「プラスチック類」「燃えるゴミ」「ビン・カン」と札がかかり、コンテナ間はベニヤ板で仕切られてはいたが、分別の“歩留まり”はいかほどだったろうか。自分たちの組はごみを袋で分けていたから間違いはなかったと思いたいが、分類の知識が間違っていればそれまでだ。大きな顔はできそうにない。

  • 月刊ブックレビュー  vol.48『リサイクルと世界経済 貿易と環境保護は両立できるか』 評者のとぼしい映画体験からは、2001年の『少林サッカー』(監督:周星馳)はあの時代の中国の社会の雰囲気を活写した、私的映画史上5本指に入る傑作です。ほんの数年前まで現金収入は自給自足に毛が生えたぐらいの暮らしぶりだった中国が、改革・解放路線で「経済の発展」という現代的な“魔”を知り、それによって市井の人々が自己像を描く際の感覚が目覚めさせられ、いっぽうで社会には旧来の感覚が残っている。だから人々は頓珍漢なこともするし、出来事は頓珍漢にもなるし、でも双方が純度100%のキラキラだから、全部ひっくるめて愛するしかない――。つまり一言でいえば「国としての思春期」が、見事に定着された映画だと思うのです。