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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

子の成長を見守る写真店
学校行事をカメラで記録

 

カメラと好奇心が自分の人生を変えてくれた

 
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柿木 あとは、自分が一番楽しんで取り組むことですね。現場ではあまり「はい、笑って笑って~!」とは言いません。いくら言葉で伝えても、こちらがガチガチに緊張していたりつまらなそうにしていたりすると、絶対に笑える雰囲気になりませんよね。それよりも、まず自分が楽しんで、その感情があふれ出していると、自然と相手も笑ってくれると思うんですよ。
 
 すごくわかります。私が撮ってもらう写真もそうだし、グラビアに出ている子たちの話を聞いても「カメラマン次第で表情が全然変わる」って、みんな言いますもん。笑いは相手から伝播するものなんですよね。
 
柿木 それは先生方の場合も同じで、卒業アルバム用に子どもたちと一緒の写真を撮るときは、普段は見ないような小道具を持ってもらうなどして、楽しませながらシャッターを押すようにしています。
 
 そうしたちょっとした気遣いが、思い出の写真をより素敵にしてくれるんだな。それにしても、ご結婚を機に素晴らしいお仕事が見つかりましたね!
 
柿木 本当にそう思います。私はもともとコミュニケーションがあまり得意じゃありませんでした。それが、カメラを持ったことで人と話す接点が生まれ、自然に自分を出せるようになりました。ほとんど偶然の積み重ねからこの仕事と出会い、カメラに自分を変えるきっかけをもらったと思っています。
 
 そしてお義父様から、スクールフォトの魅力を教わったのも大きかったですね。
 
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柿木 コミュニケーション下手とは裏腹に、私は好奇心が強いようで、今の仕事を選んだのも、ちょっとした好奇心で義父の誘いに乗ったのが始まりでした。年齢や環境に関係なく、どんなことにも興味を持ち、挑戦してみるのが私なりの人生の楽しみ方なのでしょうね。
 
 仕事のどんな瞬間が一番嬉しいですか?
 
柿木 仕事以外のタイミングでスーパーに買い物に行ったとき、近くにいた子どもから「あ、カメラの柿木さんだ!」って声をかけられたんですよ。私のことを覚えていてくれたようで、本当に嬉しかったですね。
 
 柿木代表がどれだけ子どもたちの間に溶け込んでお仕事をされているかが伝わってきます。子どもの二度とない瞬間を切り取る大事な役目を、これからも果たしていってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
仕事もプライベートも、とにかく好奇心を持って挑戦してみることです。年齢や環境で「これは無理だろう」と諦めずに、苦手なことこそやってみようと思っています。こうした取り組みが、仕事を楽しむことにもつながっていくんですよね。
(柿木康弘)
 
 :: 店舗概要 :: 
  ■ 店舗名 フォトルームイシマル
■ 所在地 〒252-0137 神奈川県相模原市緑区二本松3-13-13
■ 事業内容 スクールフォト/家族写真/企業写真
■ 設立 平成7年
■ ホームページ https://www.ishimaruphoto.jp