義父の導きでスクールフォトのカメラマンに

インタビュアー 嶋大輔(タレント)
柿木 スクールフォトと呼ばれる、学校のイベントなどの撮影が中心です。地域の保育園や小学校、中学校からご依頼をいただき、年間を通じて子どもたちの成長を写真に残しています。そうした撮りためた写真で、卒業アルバムの制作も行っていますよ。
嶋 そういえば私たちが小さい頃も、遠足や運動会で保護者以外の知らない人がカメラを構えていましたっけ(笑)。あれはスクールフォトと言うんですね! 柿木代表のご経歴も気になります。
柿木 実は、私はもともと自動車の整備士をしていたんです。結婚が決まり、あいさつに行った妻の実家が写真屋さんでして。紹介された義父──つまりフォトルームイシマルの先代が、すごく人を引き付けるキャラクターの方で、見た目も丸くてかわいらしい方だったんですよ(笑)。すぐに仲良くなり、妻がいないときでも一緒に食事をすることも多く、そうした中で、「写真が好きなら」と一眼レフを貸してくれたのが、後から思えば大きな転機になりました。
嶋 なるほど、屋号と代表のお名前が違うのはそういう事情なんですね! もともと写真がお好きだったのですか?
柿木 そうですね。とはいえ、それまではいわゆるガラケーで1日1枚、日記として撮っていた程度で、一眼レフなど持ったこともありませんでした。メカに興味があったのでカメラには憧れはあったものの、義父との出会いがなければ、この仕事に就いてなかったでしょうね。