
インタビュアー 水野裕子(タレント)
大山 ええ。私は幼少期から車に興味があり、乗るよりもいろいろといじりたい、という気持ちがありました。それで、18歳の頃からは板金や塗装を手がける会社でスキルを磨き、ほぼ車一色の日々を過ごしていたんです。ただ、途中で一度、車から離れた時期もあります。忙しすぎて迷いが生じてしまいましてね。
水野 好きなことを仕事にするゆえの悩みでもありますね。再び自動車業界に戻り、独立を考えたのには何か理由があるのでしょうか。
大山 派遣社員として働いていた28歳の頃、リーマンショックが起きて、世の中が不況の時代に入ったんです。困っていた私に、以前の職場の先輩が声をかけてくれて、再び車と向き合うことになりました。そこで手がけていたのが輸入車で、国産車とは違うスタイリッシュな魅力にとりつかれ、「車が好きだな」とあらためて気付いたんです。朝早くから夜遅くまでこんなに頑張っているのは、やはり車が好きだからこそだと思いましたね。自分の腕一つで車と真摯に向き合うなら独立だと思い、さらに6年ほど修業をした後に開業しました。

大山 輸入車はもちろん、国産車も多いですよ。これまでたくさんの車を直してきましたから、販売以外なら何でもお任せください。通りすがりのお客様がふらりと立ち寄ってくださることもあるんですよ。そんな時は、「まずディーラーで見積もりしてきてください。うちではもっとリーズナブルな提案ができますよ」とお伝えします。既存のお客様はもちろん、新規でも一度いらした方のニーズにも全力で対応していますよ。