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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

下地づくりに手を抜かず
完璧に仕上げる塗装工事

 

下地で手を抜かず完璧な塗装を仕上げる!

 
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 仕事はその社長が回してくださいました。私は働くのが趣味のようなもの。現場でも昼食をとらず休憩もせずに塗り続け、失敗を繰り返しながら一人親方として腕を磨き実績を積んで、10年前、ちょうど30歳のときに弊社を創業しました。
 
畑山 現在は、スタッフさんの人数も順調に増えたようですね。
 
 おかげさまで弊社のスタッフは年齢も幅広く、60代のベテランから20代の若者まで6名の職人が所属しています。中には独立前の会社の先輩もいますし、最も若い22歳の職人は、福山からこちらに来て住み込みで頑張ってくれているんです。
 
畑山 原社長が、人とのつながりや義理人情を大事にする方だとよくわかりますよ。それでは、原社長が「ここだけは譲れない」と決めているポリシーを教えてください。
 
 残念ながら、建築塗装は現場に行くと手抜き工事をしている業者がいかに多いかよくわかる業界なんですよ。一度でも手を抜いた工事の塗り直しは本当に大変です。ですから私は10年後、20年後に再び弊社で塗装したり、別の業者が工事をしたりするときも困らないよう、絶対に手を抜かず完璧に仕上げることをポリシーに掲げています。
 
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畑山 素人目には手を抜いているかどうかの見極めは難しいですよね。
 
 結局、何よりも重要なのは下地を丁寧に塗ることです。人生と同じで塗装も下地が命なんですよ。下地づくりに手を抜いたら、いくら表面だけきれいにしてもどこかでボロが出るもの。ボクサーで言うと足腰を鍛えずリングに上がるようなものですからね。
 
畑山 確かに原社長がおっしゃる通り、ボクシングで最も大切なのは基本に忠実であることです。それを体現しているのが現役最強の井上尚弥選手なんですよ。
 
 当たり前のことを当たり前にするのは難しいものですが、それができればどんどんランクを上げることができますよね。
 
畑山 ええ、パンチが強いとかセンスがあるというだけではチャンピオンになれません。当たり前の努力を続けないと絶対に勝てないんです。