大規模修繕から住宅リフォームまで手がける

インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
原 ええ、弊社は塗装から内装、解体、足場、タイル、防水、シーリングなど、住まいに関する工事ならすべてお引き受けできるんですよ。現在は、マンションの大規模修繕工事を中心に住宅リフォームなどを手がけているところです。もちろん私も現場で陣頭指揮を執り、お呼びいただければ全国どこにでもお邪魔しています。
畑山 施工エリアが愛知県だけではないんですね。これは驚きました。
原 例えば県内でチェーン店の塗装をしたら、ありがたいことにその他の地域の店舗工事でもお声をかけていただけるんですよ。先日も福岡県に出張したばかりです。泊まりがけで地方の仕事をするのは楽しいものの、職人に食事や酒をおごると実質的には赤字ですね(笑)。
畑山 なるほど。たまに遠征する機会があると若いスタッフさんも嬉しくなるでしょうね(笑)。それでは、あらためて原社長のご経歴を教えていただけますか。
原 私は広島県福山市出身で、17歳のときに「建物の壁を剥がす仕事がある」と誘われて愛知県に来ました。よくわからないまま、とりあえず現場に行ってみたらアスベストの除去工事だったんです。ところが半年後に急に社長が失踪してしまいまして(笑)。その後、飲食店で知り合った塗装会社の経営者に「面倒を見るぞ」と声をかけていただきまして。ただ、仕事内容はバイクの解体や外壁の高圧洗浄でしたね。
畑山 塗装会社なのにいろいろな仕事をやっていたんですね。
原 実際、かなり特殊な会社でした。ようやく塗装をさせてもらえたのは入社から半年後です。その後、「職人は3年で独立させる」という社長の方針で二十歳のときに独立となったんです。
畑山 二十歳で独立ですか! まだ若いのに、仕事はどうやって獲得していったのでしょう。