
インタビュアー 八重樫東(元ボクシング世界王者)
植松 地元の先輩に誘われて18歳から足場の仕事を始めました。当時、私は総合格闘技の選手としても頑張っていたんですよ。
八重樫 働きながら格闘技の練習もするのはかなり大変だったでしょうね。
植松 そうですね。クウエ・ピーターというボクシング選手が足場の会社の同僚にいて、互いに励まし合いながら頑張っていました。ただ格闘技の世界は厳しく、23歳頃に足場の仕事に専念する決意をしたんです。
八重樫 打ち込んでいたものを辞める決断には、本当に勇気が必要だったと思います。
植松 ええ。格闘技は本当に真剣にやっていました。命をかけて取り組んだ格闘技の道を諦めて足場の仕事をするんだから、「絶対に一流になってやろう」という覚悟が芽生えましたね。そして、お世話になっていた先輩のそばにいると甘えてしまうと感じて独立したんです。自分のことを誰も知らない場所で一からスタートしました。
八重樫 覚悟がある人は強い! カッコいいです。でも新しい環境でご苦労もあったのでは?
植松 3年くらいは慣れないことも多くて大変でしたね。でも、人と話すのは昔から好きなので、人脈をつくりながら徐々に仕事を増やしていけました。
八重樫 植松代表はコミュニケーション力もあるし、経営の才能もあったんでしょうね。では、具体的な業務内容を教えてください。

八重樫 仕事で心がけていることは何かありますか?
植松 お客様のお気持ちを考えて日々仕事を行っていますね。業者にとっては毎日の作業でも、リフォームを依頼するお客様にとっては10年や20年に一度しかない大きな出来事です。そのお気持ちに寄り添う姿勢が必要だと考えています。