伊藤（明）　おっしゃる通りです。ただ、子どもさんの場合は、好きなことをさせてもらえるのが当たり前だと考えてしまいがちです。しかし、教室に通えるのは保護者の方がそのための費用を捻出しているからこそできるのですから、私は、子どもたちには常に感謝の気持ちを持ち、礼儀作法を身につけるように指導しています。
 
石黒　バレエを通じて礼儀作法や人間力も育まれると、子どもたちが社会に出たときにも大いに役立つでしょうね。これからの目標についてもお聞かせください。
 
伊藤（大）　バレエを習っている人や、それを支える人など、みなさんが負担なく楽しめるよう、一生懸命頑張っている人たちを応援できるバレエスタジオにしていきたいと思っています。そのために、できるだけ多くの人たちがバレエの舞台に立てるよう、コンスタントに機会を提供してきたいですね。
 
石黒　お二人のお話をうかがって、伊藤代表が大切にしている礼節などの教育的な面と、大地さんが提案するサブスクリプションなどの新たな取り組みとが、うまく両立しているなと感じました。これからも、多くの人たちがバレエやダンスを楽しみながら、人間力や才能を育んでいけるように指導していってほしいと思います！