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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

不動産業で地元に貢献! 誠実さで顧客に寄り添う
Arbre不動産株式会社 代表取締役 本田真樹

 
プロフィール 東京都出身。芝浦工業大学を卒業後、2000年に技術系のアウトソーシング会社に就職し、国内外のカーナビの評価などを手がける。その後、設計職に就くべく2006年に転職し、福島県へ赴任。東日本大震災で被災したことを機に、地元である埼玉県へ帰京。家族会議の末に方向転換を決意し、不動産会社などで経験を積み、2023年にArbre不動産(株)を設立した。【ホームページ
 
 
 
「思い入れのある地元で不動産業をやるには逃げも隠れもしない覚悟が必要」と熱く語る、Arbre(アルブル)不動産株式会社の本田真樹代表取締役。関わった人みんながWin-Winになることが成功の秘訣と考え、顧客の心からの「ありがとう」を得るため、決然たる誠実さで地域に根付いた密着型の会社運営に尽力している。東日本大震災で被災した経験から家族愛を一層深めた本田社長は、地域に寄り添う大樹を目指す。
 
 
 

理工系の技術職から不動産業へ方向転換

 
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インタビュアー 名高達男(俳優)
名高 埼玉県坂戸市で不動産業を手がけている、Arbre不動産株式会社さん。素敵な響きの社名ですね。どのような意味が込められているのでしょう。
 
本田 Arbreはフランス語で樹木を意味します。私の真樹(まさき)という名前は、両親がまっすぐで大きな樹木のような人に育ってほしいという願いから付けてくれました。私も弊社を地域に根付いた大きな樹木へと育て上げ、お客様から本当の「ありがとう」をいただけるよう、本名に因んで命名したんです。
 
名高 なるほど。しっかりとした社名の背景から、地域に寄り添って誠実に歩んでいこうという気概を感じます。本田社長は、不動産業一筋に歩んでこられたのですか?
 
本田 いえ、私は芝浦工業大学に進学し、卒業後は理工系の仕事をしていました。具体的には技術者をアウトソーシングする会社でして、大手メーカーのオーディオ機器やカーナビの品質評価などを行っていたんです。最終的には15人ほどのチームリーダーとして、さまざまなプロジェクトに関わらせていただきましたね。
 
名高 技術者だったとは驚きました。ずいぶんと思い切ったジョブチェンジでしたね! まったく分野が異なる不動産業に就くまでの経緯が気になります。