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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

レリッシュとえのき?! 唯一無 加藤昌愛

 
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インタビュアー 亀山つとむ(野球解説者)
亀山 滋賀県甲賀市のサンドイッチ店「さんどさんど@Ume(ウメ)ぱん」さん。ご自宅の駐車場にたたずむウッディでかわいらしいお店ですね。加藤代表のご経歴が気になります。
 
加藤 私は子どもの頃から動物が大好きで、競馬のジョッキーに憧れていたんです。中央競馬の騎手課程を受験しましたが落ちてしまって・・・。それで、高校卒業後に競馬留学でオーストラリアへ行きました。結局ジョッキーにはなれなかったものの、いつまでも馬とかかわりたくて、北海道や茨城県の育成牧場に20年ほど勤務しまして。その間に結婚した夫が甲賀市の牧場で働くことになり、甲賀市に引っ越してきたんです。
 
亀山 そこからパン屋さんを開業するまでに、どのような経緯があったのでしょう。
 
加藤 もともと私は、パンやお菓子づくり、料理が大好きで、いつかは飲食店を経営したいと思っていたんです。やがて知人の死をきっかけに生き方を見直す機会が増え、一度きりの人生、動ける時にやりたいことをやるべきだと開業を決意しまして。その思いを夫にも打ち明けると、あっさりと「いいんじゃない」と賛成してくれました。
 
亀山 私も、現役時代は「やらない後悔よりやって後悔」をモットーにしていました。何かに挑戦すれば、万が一、失敗しても反省して次の機会に生かすことができる。そう信じて行動してきたんですよ。加藤代表の信念も私とまったく同じで嬉しくなってきます。ところで食材にサンドイッチを選んだ理由は何だったんですか?
 
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加藤 留学先のオーストラリアで食べたサンドイッチに入っていたレリッシュが、あまりにもおいしくて忘れることができなかったので、起業するならコレではないかとピンときたのです。レリッシュは輸入食料品店を探しても見つからないので、試行錯誤の末、完全オリジナルのレシピを確立。そのレリッシュとえのき茸を練り込んで焼き上げた独自の食パンを使った、テイクアウト専門のサンドイッチ店を2022年5月にオープンしました。当店の場所は水口高校のすぐ近くで、月・金・土曜日の9時から営業しています。14時頃を目安に閉店しますが、商品があれば延長もしています。