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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

寄り添うケアマネジャー 医療と福祉の架け橋に
株式会社トータルケアプランニング 代表取締役 沖田洋子

 
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インタビュアー 矢部美穂(タレント)
矢部 介護保険のサービスを利用するためのケアプランの作成などを手がけている、株式会社トータルケアプランニングの沖田社長。沖田社長はケアマネジャーでありながら、薬剤師としての資格、ご経験もお持ちだそうですね。さっそく、今日に至るまでの歩みをうかがいましょう。
 
沖田 もともと私は薬剤師として長く働いていたんです。ただ、当時の薬剤師といえば調剤するだけで、患者様と接する機会はほとんどありませんでした。もっと人と向き合い、人を元気にできる仕事がしたいと考えていたときに出合ったのが、ケアマネジャーの仕事だったんです。最初は薬剤師の業務の合間にケアマネジャーの仕事をしていたものの、だんだんとそちらに重きを置くようになり、独立するに至りました。
 
矢部 なるほど、せっかく薬を調合しても、患者さんの顔が見えないと症状が緩和したのかどうかもわかりませんし、やりがいを見出しづらいかもしれませんね。独立後は、デイサービスの立ち上げなどにも携わられたとか。
 
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沖田 はい。デイサービスのほか訪問介護や介護タクシーなどの事業も展開していたこともありました。さまざまな変遷を辿り最終的に昨年2022年6月にデイサービスの運営は他の法人にお任せし、現在は弊社で薬剤師のスキルも活かしながら、ケアマネジャーとして利用者様と向き合う日々を送っています。
 
矢部 さまざまなご経験をお持ちなのですね。それにしても、ケアマネジャーという名称をよくお聞きするものの、実際どういったサービスを提供されているんでしょうか?
 
沖田 65歳を過ぎると介護保険証が送られてきますよね。実際に介護サービスを利用するには「要介護認定」の申請と「ケアプラン」の作成が必須になるんです。ただ、一般の方はどうやって申請するのかもわからないと思います。そこで、ケアマネジャーが申請手続きのサポートをしたり、実際にケアプランを作成したりするんです。