
インタビュアー 矢部美穂(タレント)
沖田 もともと私は薬剤師として長く働いていたんです。ただ、当時の薬剤師といえば調剤するだけで、患者様と接する機会はほとんどありませんでした。もっと人と向き合い、人を元気にできる仕事がしたいと考えていたときに出合ったのが、ケアマネジャーの仕事だったんです。最初は薬剤師の業務の合間にケアマネジャーの仕事をしていたものの、だんだんとそちらに重きを置くようになり、独立するに至りました。
矢部 なるほど、せっかく薬を調合しても、患者さんの顔が見えないと症状が緩和したのかどうかもわかりませんし、やりがいを見出しづらいかもしれませんね。独立後は、デイサービスの立ち上げなどにも携わられたとか。

矢部 さまざまなご経験をお持ちなのですね。それにしても、ケアマネジャーという名称をよくお聞きするものの、実際どういったサービスを提供されているんでしょうか?
沖田 65歳を過ぎると介護保険証が送られてきますよね。実際に介護サービスを利用するには「要介護認定」の申請と「ケアプラン」の作成が必須になるんです。ただ、一般の方はどうやって申請するのかもわからないと思います。そこで、ケアマネジャーが申請手続きのサポートをしたり、実際にケアプランを作成したりするんです。