B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

信頼関係を軸に安定受注
電気工事から多角化戦略

 

顧客との信頼を軸に発注しやすい運用を

 
glay-s1top.jpg
原田 これまで絵島社長からお話をうかがってきて、順風満帆な印象です。
 
絵島 これまでには、大きな失敗やピンチもありましたよ。例えば、ベトナムで工事事業とシェアオフィスを手がけていたものの、苦戦を強いられ、切り上げて撤退したこともあります。それと、私はお客様に気軽に発注してほしい思いから契約書を交わさないでいたところ、工事後に支払いがなされずに窮地に立たされたことも度々ありました(笑)。
 
原田 それは大変でしたね。その後、契約書をつくられたのですか?
 
絵島 いえ、私の気弱な性格も影響し(笑)、契約書なしを継続しています。この気軽に発注できるシステムも弊社の売りの一つですからね。
 
原田 私は、気弱の逆だと思いますよ。絵島社長の胆が据わっているからこそ、お客さんのためにも契約書なしでサービスを提供できるわけでしょう。どっしりとした気構えが見受けられます(笑)。
 
絵島 どうでしょうね(笑)。私はお客様を信用しているので、支払いが数ヶ月遅れても構わないくらいの心持ちではあるんです。
 
原田 懐が深いのですね。裏切られたご経験があるのに、それでもお客さんを信用しながら仕事を続けていきたいと。絵島社長は心が広く、人として器が大きい方だなぁ。実は芸能界にも似た部分があって、契約書を取り交わさない仕事も少なくありません。ただ、そこはクライアントとお互いに信頼関係を深める絶好の機会でもあるので、可能な限り良い仕事をして再度依頼されるように尽力しています。ところで、やはり福岡から大阪に出てくる際は、「成功するまで戻らない」といった覚悟をなさったのでしょうか。
 
glay-s1top.jpg
絵島 そうですね。もともとは音楽で一旗揚げるために上阪しましたから、音楽を辞めた後も、何かで成功するまでは帰郷したくなかったですね。
 
原田 九州ご出身の方には、そういう強い気概を持つ人が多い気がします。これまでに会った九州出身のミュージシャンも、皆さん、そういった芯の強さを兼ね備えていましたね。今日、絵島社長にお会いして、同様のオーラを感じました。何事にも前向きなマインドと顧客第一主義の取り組み、スタッフや仲間を大切にする環境づくり、そして新しいビジネスに積極的にチャレンジしていく姿勢があれば、これからさらなる成長を遂げると思います。ますますのご活躍を、私も応援していますよ!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
「これをやったら、どうなるだろう?」と、次の事業の展開を想像するのは楽しいですね。こうやって、イメージを膨らませてワクワクしながら、さまざまな事業を広げていきたいと思います。
(絵島崇)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 株式会社エジデン
■ 大阪本社 〒580-0022 大阪府松原市河合1-11-35
■ 和歌山支社 〒640-8404 和歌山県和歌山市湊3-2-25
■ 門真メンテナンス工場 〒571-0035 大阪府門真市桑才109
■ 松原倉庫 〒580-0043 大阪府松原市阿保5-15-12
■ 事業内容 空調機器・電気工事/結線・中古家電製品の販売/消防車の組み立て
■ 設立 平成21年9月
■ 従業員数 15名