
インタビュアー 嶋大輔(タレント)
塩川 ええ、アルミニウムの生産メーカーで、アルミニウムの溶接の仕事に就いたのが始まりで、その後、溶接業界で有名な会社に転職しました。そこで経験を積み、同社で20年来一緒に仕事をしてきた後輩と、2022年に弊社を立ち上げたんです。
嶋 ベテランで頼もしい限りですね。現在、御社ではどのような仕事を手がけておられるのですか。
塩川 弊社は製鉄所・製鋼所等の溶接補修を行う会社で、例えば、工場設備の台車、クレーン等のレール、ギヤなど、金属製品に入った亀裂などを溶接によって補修しています。
嶋 溶接と聞くと接合のイメージが強い中、同じ溶接でも補修の仕事をなさっているのですね。やはり、修理箇所によって溶接の仕方も変わってくるのでしょうね。
塩川 その通りで、自動車を想像していただくとわかりやすいように、使われている金属は全て同じ材料ではありませんよね。材料の違いにより求められる強度が各々違うので、まず溶接の仕方を決め、適した金属を選んで溶接していくのです。これを肉盛と言います。
嶋 痛んだり欠けたりした箇所に金属を埋めていくのが肉盛で、製品などの材質によって肉盛に使う金属も異なると。もしも選んだ金属が製品に適していなければ、破損につながりそうですね。

嶋 緊急性のある修理にも適しているのか。製品状態によっては買い替えずに済む場合もあるでしょうから、コスト削減にもつながるのでは。
塩川 そう思います。弊社は耐久力の付加も目標にし、社員一同、知恵を出し合って最適な補修法を模索していますので、金属製品を買い替える前に一度ご相談いただきたいですね。もちろん買い替えが得策と判断した際は、その旨をご提案いたしますよ。今後は対応の幅を広げるためにも、非鉄金属の分野にも挑戦したいですね。
嶋 塩川社長は仕事に対してしっかりと芯があり、お話からこだわりと誠実さが伝わってきます。優れたスキルを持ち、プライドをかけて仕事をする御社で、ぜひ新しい価値を創造していってほしいです。
「仕事を楽しむ」とは‥
弊社は、私もスタッフもみんなこの仕事が大好きなんですよ。みんなで意見を出しあいながら仕事の精度を高めていくのは、全員で何か一つの作品をつくりあげているようで、すごく楽しいですね。
(塩川正大)