狩野　Hannah Wellness Lab.（ハンナウエルネスラボ）さんでは、栄養カウンセリングや細胞デトックスダイエットのプログラム等を展開されているそうですね。
 
松岡　はい。息子が障がいを持って生まれ、あらゆる療法を試すも、5歳になっても歩行や言葉にたどたどしさがありました。その後、糖鎖療法を知って試すと半年で変化が見られ、18歳の時はフルマラソンに出場するほど改善したのです。この情報を多くの方に知ってもらうため起業しました。糖鎖は体の中のすべての細胞表面にある、言わばアンテナで、グルコース、フコースなどの8つの糖が連なって形成されます。
 
狩野　例えば、体内にウイルスなどが入ると糖鎖はどう働くのですか。
 
松岡　細胞間で「ウイルスが来た」「やっつけろ」情報を伝達し、免疫系の白血球が攻撃を始めます。この細胞間の情報伝達が活発であるほど自己免疫力などの機能も働き、健康につながるんです。また、糖鎖は栄養を取り込んだり老廃物や毒素を排出したりする判断もします。
 
狩野　なるほど。細胞を活発にするには、糖鎖は欠かせないのですね。
 
松岡　その通りです。8つの糖からなる糖鎖栄養素は、かつては食事から摂取できていました。しかし、食生活が変わった現代では困難になり、糖鎖の数が以前の半分以下に減ったことが、ガンや糖尿病などの原因の一つとなっているんです。そういう点から、私はサプリメントの活用も健康サポートの選択肢の一つであると考えています。
 
狩野　栄養をどう補えばベストなのか、松岡代表は情報を発信されているのですね。糖鎖の性質を考えるとダイエットの助けにもなりそうです。