普通のOLが建築業界に飛び込み経営者に

インタビュアー 矢部美穂(タレント)
山田 私は以前、東京で大手旅行会社に勤務する、いわゆる“普通のOL”だったんです。80年代後半当時はまだ女性が社会に進出することも少なく、主婦になるのが当たり前という風潮でしたね。その中でも私はさまざまな分野で活躍する友人のお母さんに憧れ、企業に雇われているだけでなく自分の力で何かをしてみようと決意しました。店舗デザインに興味を持ち、専門学校に通いながら建築会社でアルバイトをするようになったんです。
矢部 見事なチャレンジ精神に感動します。その後の歩みも教えてください。
山田 建築会社では、解体工事の現場にも放り込まれて鍛えられましたね(笑)。そうして3年後にはハウスメーカーに転職し、営業担当として経験を積んだ後に独立して起業したんです。
矢部 楽々舎というお名前も、ユニークで覚えやすくて素敵ですよね。
山田 ありがとうございます。「楽」という字にはいろいろな意味を込めているんです。お掃除が簡単で傷がついても気にならず、いつも人が集まって、毎日を明るく楽しく過ごせる住まい目指して命名しました。そうして取り組んでいるのが木の家づくりです。