B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

人と人を結びつける旅を! 生活までサポートする旅行会社
宇都宮トラベル株式会社/株式会社歩人 代表取締役 海老沼和也

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 吉井怜(女優)
吉井 栃木県壬生町の宇都宮トラベル株式会社さん。海老沼社長は、ユニークなご経歴をお持ちだとうかがっています。
 
海老沼 はい。人生失敗の連続です(笑)。貧乏だったので高校・大学と奨学金とアルバイトをしながら学費を自力で稼いで進学し卒業したのに、希望大学には不合格、行きたい会社にも落ちました(笑)。日本大学を卒業後は、株式会社イトーヨーカ堂に就職しまして。当時は「異動ヨーカ堂」と言われるほど転勤の多い会社で、旅行が大好きだった私は転勤も大歓迎だったのです。ところが最初の配属が地元の宇都宮市でガッカリしました(笑)。
 
吉井 それは残念でしたね(笑)。
 
海老沼 でもイトーヨーカ堂で学んだことが私の仕事の基礎となっていますので、とても感謝しています。例えば、過去の成功や経験を捨てる、売れ筋は店の外にある、顧客の立場に立つ、仮説と検証による発注、単品管理、1時間ごとに売り上げを確認して売り場を変える、1年目からPL管理をするなどキリがありません。詳しく知りたい方はご連絡ください(笑)。
 
吉井 イトーヨーカ堂で5年間勤務して退職した後は、どうされたのですか?
 
海老沼 妻が妊娠したので1年間プー太郎をしました(笑)。30歳になり貯金がなくなったので、業務内容もよくわからない会社に転職して20年間勤務しました(笑)。退社後2018年に会社を設立しまして。創業塾・異業種交流会を行うエビ会を主催したほか、採用経験を活かし、就活内定塾長として偏差値40の大学生を一部上場の大企業の内定に導きました。また、中学生の家庭教師をして、学力を半年で100点以上成績アップさせるなどの実績を残したものの、売り上げが伸びずに1年で会社を休眠に。2019年に再び会社員へ戻ることにしました。そうして勤めたのが旅行会社だったんです。
 
glay-s1top.jpg
バスツアーの様子
吉井 そして、いよいよ念願を叶えることができたわけですね。
 
海老沼 いえ、人生は甘くなくて(笑)。広告会社の雇われ社長をしたり、人派遣会社の営業本部長をしたりしたものの、超ブラック企業で2社ともすぐ辞めました(笑)。そして、昨年2022年10月に弊社を設立したんです。
 
吉井 新型コロナウイルスの影響で、いろいろな業界に打撃が出ていますよね。でも、私は観光事業が元気でないと人も社会も盛り上がらないと感じています。ぜひ、海老沼社長が旅行業に懸ける意気込みをお聞かせください。